ウルトラセブン43話・第四惑星の悪夢は夢落ちとも取れる内容
だという話があった。
最大の理由がダンとソガが搭乗していたスコーピオン号がセブン
登場まで現地の兵士達から包囲されていたし、発射台もない埋まっ
た状態からどうやってダンとソガは乗り込んで地球まで辿り着いた
のか?
もう1つアリー達の処刑場で救出に入ったソガが足を撃たれたの
に地球に戻ったソガはケガをしていたという雰囲気もないわけで、
例え地球に戻るまで20日間あったとしても治療してる描写すらない
のだから不思議な話である。
夢落ちといえばウルトラQ17話・1/8計画というEPがあり江戸川
由利子が人類を含めた全てを1/8に収縮して人口増加対策をするS13
地区に間違って迷い込んで収縮されてしまい、最終的に夢落ちだった
という結末のEPだが途中までそうは思えない描写だったのを思い出
す。
もっとも通常サイズの万城目淳や戸川一平が1/8サイズのS13地区
まで迎えに来たため大混乱となり、由利子が巻き込まれて階段から落
ち病院のベッドで目を覚ました時点で万城目が‘駅の階段から落ちる
云々'と語られるので夢落ちというのが判明する。
第四惑星の場合はそれがなく飛行するスコーピオン号の中で‘地球へ
帰れる’的なセリフの後に帰還するわけで、ついこの間までは第四惑星
での体験は実際にあったものという雰囲気だった。
ちなみに第四惑星の悪夢から1年後に公開された緯度0大作戦でも
生き残ったメンバーが緯度0基地に残る中、唯一地上に戻った隊員は
周囲から病人扱いされ現地で撮影した写真には何も写っておらず持ち
帰ったダイヤモンドも土に変わっているという結末だった。
緯度0大作戦は夢落ちではないのが分かる一方で第四惑星の悪夢は
冷静に考えればソガの負傷が治っているという事あたりから夢落ちと
思われるのだが、セブンの世界ではプロテ星人編でセブンと星人の戦
いで壊されたピラミッド型校舎がエンディングでは元に戻っている事
と同様に考えているのだが果たして。