ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ボクシング王国・メキシコのモラル低下を憂う
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp0-191123-201911230000288
昨日はラスベガスのMGMグランドガーデンでWBCヘビー級タ
イトルマッチが行われ、王者のディオンティ・ワイルダーがルイ
ス・オルティスにポイントをリードされながら、7R終了間際に
右の一発で劇的な逆転KO勝ちで10度目の防衛に成功した試合が
WOWOでOAされ凄く楽しめたのだが日本国内的にはロクでも
ない話題がこの興業の半分を占めた。
それは前座で予定されていたWBCバンタム級挑戦者決定戦に
出場する予定だった、元IBFバンタム級王者エマヌエル・ロドリ
ゲスールイス・ネリ戦が、ネリのオーバーウエイトにより中止に
なった事。
ネリは山中慎介戦で1度目はドーピングで引っかかり2度目は
今回同様オーバーウエイトでタイトルを剥奪されていただけに、
今回もやるのではないかといわれていたのだが僅か1ポンドオー
バーを2時間の猶予期間を与えられても落そうとせずに金による
決着で試合を強行しようとしロドリゲス陣営に拒否されたとの事。
実は今回の興業では前座に出場した元王者のフリオ・セハもオー
バーウエイトで失格し、コチラの方は王者のブランドン・フィゲ
ロア陣営がOKして試合自体は行われたのだが両者ともメキシコ人。
実は最近のボクシング界ではオーバーウエイトという不祥事が
続発しており特にメキシコ人ボクサーはサウル・カネロ・アルバ
レスやフリオ・セサール・チャベスJrやレイムンド・ベルトラン
ら大物選手が目立つ。
以前オーバーウエイトはプロボクサーとしては恥以外の何もの
でもなく、コレをやらかした選手は信用を失うため必死の思いで
ウエイトコントロールするのが当然だった。
ところが最近はPPVの関係などで試合自体が中止になるとプロ
モーターが大損する事もあってウエイトオーバーをしても何らか
の形で試合は強行されるケースが増えたため、スターボクサーの
方が付け上がり厳しい減量で悪コンディションで試合に臨むより
タイトルを剥奪されても全勝をキープする事に価値観を見出すよ
うになってしまった。
こういった傾向に特にメキシコ人ボクサーが恩恵を受ける形に
なっているのが現状で、アメリカ以外では最も世界王者を輩出し
ているボクシング王国の1つであるメキシコのモラル低下は嘆か
わしい。
悪い事に特に主要団体の1つであるWBC本部はメキシコにあり
会長もメキシコ人とあってメキシコ人ボクサーの不祥事に対して
異常に甘いというのも、この傾向に拍車をかけているわけで結果
的に海外でのボクシング人気の低下につながっているわけだ。
ネリに関しては日本側が日本での試合の資格停止処分にしたが
海外では有名無実のようなもので、今回のロドリゲス戦も‘金を積
めばOKを出す’とタカをくくった姿勢が目立っていた。
このような輩を排除しボクシング界の信用を取り戻すには、言
い古された事だがウエイトオーバーを犯した選手はファイトマネ
ー全額没収や世界戦出場資格停止という厳しい処分での臨むべき
だろう。
« なかなか‘息子... | もったいない... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |