全国高校駅伝、世羅が男女とも優勝 93年以来2校目
昨日 京都で行われた全国高校駅伝大会では広島代表の世羅が男女
アベック優勝を飾ったのだが、打倒世羅の一番手と目されていた大
牟田は最後の三つ巴の競り合いで競り負けて8位と同タイムながら
入賞すら逃す10位に終わった。
一昨年の大会で1年生ながらアンカーで競り合った鬼塚翔太を1区で
起用し先行逃げ切りを図ったにも拘わらず、6㌔ほどでハイペースに
付いて行けず脱落して4位に落ちると3区までに15位と順位を落とす
‘いつものパターン’に。
これでは優勝争いどころか入賞するのがやっとという展開で同じ
入賞でも優勝争いをしての入賞なら仕方ないが、優勝争いに全く絡
めないレース展開での10位だから昨年の26位よりはマシではあるが
1人も区間賞も取れてないわけだから惨敗だし毎年このパターンを
繰り返している感じである。
今回優勝した世羅も06年に優勝するまで32年のブランクがあり
‘古豪’扱いされていたのだが、留学生ランナーを起用し始めて
から復活し06年以降5度の優勝を飾っている。
確かに留学生を入れれば勝てるほど勝負は甘くないが練習の時
から驚異的なスピードを誇る留学生と一緒に練習したり、将来の
代表という高い意識で練習に励む姿勢は全体レベルを上げるという
利点もあるのは確実だ。
かつて駅伝王国と言われた九州勢も10年度の鹿児島実以外優勝は
なく、どうしても九州で最多優勝を誇る大牟田の責任は重い。
しかも大牟田は私立という事で公立の小林などに比べて留学生の
受け入れはしやすいはずなのだから、変な拘りは捨てていかないと
年々高速化しているレースには付いて行けなくなるのは火を見る
よりも明らかだろう。