明後日からボクシング界‘春の陣’後半

内山、余念ない調整=WBA・Sフェザー級(時事通信) - goo ニュース

 5月に入り日本ボクシング界・春の陣は後半を迎える。

 現在9人の世界王者を抱える日本のボクシング界は昨年10月下旬から大晦日
まで試合をした面々が今度は4月から5月のGW後半にかけて試合を行う。


 4月は8日にWBCバンタム級王者の山中慎介が1位のマルコム・ツニャカオ
相手の指名試合をメインにWBCフライ級王者の五十嵐俊幸と元WBAミニマム
級王者・八重樫東戦と
10月に粟生隆寛からWBC:Sフェザー級タイトルを奪った
ガマリエル・ディアスに三浦隆司が挑戦するトリプルタイトルマッチが行われた。


 一方5月は昨年の大晦日に行われた世界戦5試合で全勝した日本人世界王者
の防衛戦となる。


 まず3日にWBC:Sフライ級王者の佐藤洋太が8位のシーサケット・ソールンビ
サイを相手にタイで防衛戦を行う。


 日本人王者は過去2度タイでの防衛戦に臨んでいるがファイティング原田・
海老原博幸共々 前王者のポーン・キングピッチ相手に雪辱を許しているので佐藤が
勝てば日本史上初のタイでの防衛成功となる。


 正直言って18勝中17KOという強打のシーサケットに対して大晦日で赤穂の
強打を完封した佐藤のテクニックが勝ると思えるし、公開採点という事で作戦も
立てやすいだろうから戦い方の引き出しの多い佐藤が判定で勝つと予想する。


 6日に行われるワタナベジムコンビの内山高志と河野公平のWタイトルマッチは
奇しくもワタナベジム対ベネズエラの顔合わせとなった。


 河野の相手は暫定王者のリボリオ・ソリスで共にファイタータイプらしく打ち合いは
必至のようだが、ある意味ガマン比べになりそうな感じなので そうなると河野の
スタミナが生きる展開になる。


 3度目の挑戦で奪取したタイトルだけに少なくとも初防衛には成功して欲しいもの。

 内山の相手は元WBAフライ級王者のロレンソ・パーラの弟、ハイデル・パーラ。

 内山のこれまでの戦いぶりを見れば負ける相手ではなさそうだが1つ気になる
のは内山が対戦を希望している暫定王者のユーキリス・ガンボアがライト級への
転向を表明しているとの事で、ビッグマッチを目標にしていただけにモチベー
ションが落ちると番狂わせとなる可能性があるから そこらあたりが気にかかる。


 8日には井岡一翔と宮崎亮の井岡ジムコンビが登場。

 決して勝てない相手ではない宮崎だが気になるのは減量苦。

 Lフライがベストウエートの宮崎にとってミニマムへの減量は大変そうなので、
ここで消耗してしまうと勝てる試合も落とす可能性が高いだけに まずはコンディ
ション調整がカギを握るだろう。


 一方の井岡は3位のヴィサヌ・ゴーキャットジム相手の防衛戦だが、本来の対戦
予定だったスーパー王者のローマン・ゴンサレス相手の統一戦を回避しての試合
だけに普通に勝つだけでなく内容が問われる初防衛戦になる。


 とりあえずタイでの佐藤の防衛戦はBSジャパンで、残る4試合は地上波でOA
されるので目の肥えたボクシングファンを納得させる試合を望みたい。

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