ヒーロー作品でも‘富士をバックにした戦い’は多い

「富士山」世界遺産へ 挫折から10年…実った努力(産経新聞) - goo ニュース


 富士山の世界文化遺産登録が確実になったというニュースが大々的に扱わ
れている。


 たしかに富士山は、あらゆる絵画や歌に○○富士など評価基準に例えられるなど
日本を象徴する山なので嬉しい話ではある。


 ちなみにヒーロー作品でも富士山は地球防衛軍の基地や怪獣達の戦いの場と
して よく登場している。


 地球防衛軍基地としてはウルトラセブンのウルトラ警備隊極東基地やマジンガ
ーZの
光子力研究所の所在地として有名で、特に双子山がスライドして富士山を
バックにウルトラホーク1号が出撃して行くシーンは特撮作品史上に残る名シーン
だろう。


 一方で富士山麓が最初に戦いの舞台になったのは57年の地球防衛軍あたりか。

 自らの星を失った遊星人・ミステリアンがドーム型の要塞を築いて地球側との
壮絶な戦いを繰り広げるのだが、ここで通常兵器だけでなくマーカライトファーブ
や電子砲を搭載した飛行戦艦のα号&β号による猛攻の前にドームは大爆発を
起こしミステリアン達は芦ノ湖あたりに潜んでいた宇宙船で脱出していくという
もの。


 続いてキングコング対ゴジラでは首都圏侵入を100万ボルトの高圧電流を流した
鉄塔に触れて回避したゴジラに対し進路上の富士山麓にファロラクトンで眠らせた
キングコングを気球で浮かせて運び戦わせる。


 結局キングコングとゴジラは激闘を演じながら富士山中腹から熱海まで移動して
行くのだが、途中で失神したキングコングに落雷したおかげで帯電体質のキング
コングは電気を流せるようになって形成が逆転するのだった。

 その後フランケンシュタイン対バラゴンでは樹海に隠れたフランケンシュタインと
神出鬼没の動きで人を食うバラゴンの最終決戦場にもなる。


 そして怪獣総進撃でもゴジラ以下10体の地球怪獣が侵略者・キラアク星人が
要塞を構えた富士山麓に殴り込みをかけ星人が呼び寄せたキングギドラと戦う
舞台になり、最終的にはゴジラ達に倒されたキングギドラは星人の要塞の崩落に
巻き込まれて地割れに沈んでしまう。


 富士山麓は土地的にも広いので怪獣達が戦う場所に相応しい。

 更にフランケンシュタイン対バラゴンなど両者20mサイズだから地底を掘り進んで
神出鬼没の動きで人を食うバラゴンが出没したり人目を避けるフランケンシュタイン
が密かに隠れ住む事が可能な洞窟や樹海があるので こういう作品の舞台にも
最適だと思うのだ。


 特撮作品は日本が世界に誇る文化なので、これらの作品の舞台になる富士山が
文化遺産というのも納得いくものだろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ウルトラで富士山なら (餃子少年)
2013-05-04 21:20:21
やっぱり「A」のバキシムでしょうね。
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/003/804/07/1/0319.jpg
ついでに言うとニコ動などでアニメを観ていて空がバリバリ割れるシーンが出るとコイツの名前が書き込まれることが多いです(笑)
 
 
 
たしかに (こーじ)
2013-05-04 23:06:52
>餃子少年様
 たしかにウルトラではエース対バキシムですね。
 あれでTAC基地が富士山をバックに建てられているというのも分かります。

 第2期でいえば富士山山頂に立つパラゴンという怪獣もマイナーながら登場しましたね。
 
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