娘は浴衣好き

　コチラでは毎年7月の第4土曜日に地元の神社で夏越祭が開かれ、
それに併せて商店街で夜市が7月の第4と8月第1土曜日に行われる。

　今年は夏越祭の日が次男の誕生日と重なったもののケーキなどの
祝いは別の日に行って夏越祭に出かけたのだが、何よりも張り切る
のが娘で最大の理由は浴衣を着られるから。

　確かに浴衣は女の子にとって非日常の着物になるのだが娘が着て
いるのは明らかな夏用なので、着られるといえば夏越祭と盆ぐらい
のものだから夏越祭に出かけるのに拘るわけだが今日の夜市にも
出かけたがっていた。

　そこで今日も夜市に出かけると言ったら娘は大喜びで次男と
3人で出かけたのだった。

　夏越祭の場合は境内で神楽も奉納されるし当然ながら子供達が
鬼から抱っこされ泣き叫ぶ四鬼神の舞いがあって、特に娘は鬼が
大の苦手なのだが鬼の怖さよりも浴衣が着られるという楽しみの
方が上回っている感じである。

　考えてみれば我々が子供の頃に浴衣といえば盆の夜に花火を
するぐらいしか着なかったものの、だからこそ娘ではないが非
日常の世界を味わえるのが子供心に楽しみであり小学校低学年
ぐらいまでは盆が来ると浴衣を出してくれとせがんだ記憶がある。

　今回のような夜市に行くと浴衣を着た女の子は それなりに
来ているので娘も1人だけなら恥ずかしいだろうが、多くいると
仲間ができたみたいで嬉しいようだ。

　ちなみに息子達の時には浴衣ではなく甚平を着用させていた
ので、息子達は浴衣を着たいとは言わない。