横綱・照ノ富士の復活と大関陣の不振が目立った夏場所


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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20220522-0285

 今年の大相撲夏場所は今日で千秋楽を迎え横綱・照ノ富士が、3
場所ぶり7回目の優勝を飾った。

 千秋楽を迎えた時点でトップは3敗の横綱・照ノ富士と前頭4枚目
の隆の勝が並んでいたが、佐田の海に隆の勝に敗れたのに対し照ノ
富士は負け越しが決まっている大関・御嶽海に勝って12勝3敗での
優勝となった。

 実は2番手グループは4敗の佐田の海と大栄翔がいたので、3 敗勢
の照ノ富士と隆の勝が千秋楽に揃って敗れれば4人による優勝決定
戦になるところだったが状況から言って隆の勝が敗れた時点で照ノ
富士の優勝はほぼ決りという感じだった。

 というのも千秋楽の相手が御嶽海で前日、貴景勝に敗れて負け越
しが決まっただけでなく無気力相撲のように何もできず土俵を割っ
たのを見ると勝てば優勝というモチベーションがある横綱には勝て
ないだろうと思えたのだ。

 それと並んで終盤戦の見どころとして不振の大関陣で13日目に
御嶽海ー正代、14日目に貴景勝ー御嶽海、千秋楽には貴景勝ー正
代と負けた方が負け越しや7敗目といった取り組みが目立ち穿った
見方をすれば盛り上がったのだろうが情けない事この上ない。

 結果的に13日目に正代が14日目に御嶽海が敗れて共に負け越し
が決まり、千秋楽に貴景勝が正代に勝って何とか勝ち越し3大関
全てが負け越して来場所カド番という事になる事だけは辛うじて
免れる事ができた。

 仮に14日目に御嶽海が勝っていたら貴景勝も負け越しとなり
御嶽海も横綱には勝てそうもないが、勝ち越しというモチベー
ションは残っていただろうから御嶽海が14日目と千秋楽に連勝
すると4敗が4人の決定戦の可能性があったわけである。

 もっとも4敗での優勝決定というのは決していいものじゃな
いし、仮に照ノ富士が勝ち抜いて優勝しても喜び半分だから今
場所はこの成績でよかったのかもしれない。

 結果的に9日目から7連勝での優勝決定で横綱強しを印象付け
たのだろうが8日目まで3敗を喫するなど不安感一杯だったし、
やはり休場明けのブランクは相当なものがあっただろう。

 本来ならこういう時こそポスト横綱を狙う大関陣が虎視眈々
と優勝を狙うのだが先述したようなふがいなさで、優勝争いを
したのが平幕勢では星が並んだ時点で横綱の優勝はほぼ決りだ
と思えるような今場所だった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
何となく (こうちゃん)
2022-05-23 19:02:25
日本人力士にハングリー精神と言うか、迫力がない気がする。昔の力士からは、溢れていた気がするね。
 
 
 
モチベーション枯渇も (こーじ)
2022-05-24 22:31:45
>こうちゃん様

 二恩人大関は貴景勝を除いて大関昇進時点で30歳前後では横綱昇進は厳しいと判断する形でモチベーションが枯渇するのではと思ってしまいますね。

 やはり横綱を目指すのと大関の地位を守るのでは違いますからね。
 
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