松坂大輔と王建民

 MLBアメリカンリーグ東地区のライバルチーム・ボストンと NY・
ヤンキースには、共にアジア人の主力投手がいる。
 ボストンは、ご存知・松坂大輔。
 そしてNY・ヤンキースは台湾の王建民だ。
 面白いのが2人は正反対のキャラだという事。

 松坂は基本的に本格派のパワーピッチャー。
 三振をバッタバッタと取って行くので華があるのに対し ‘少ない
球数で、いかに長いイニングを投げるか’というMLB 独特の価値観
からは、外れている。
 しかもスタミナには絶対の自信があるので、むしろ100球を越えて
からエンジンが かかる事が多々ある。
 にも拘らず100球ちょっとで降板するので、昨年などベンチに戻って
不満げにしていた。

 一方の王は技巧派のため、シンカーやチェンジアップ、スライダー
などを駆使してゴロの山を築くスタイルだ。
 だからリズムよく投げられるし、少ない球数で長いイニングを投げる
事ができる。
 そういうわけで2年連続でチーム一の19勝を挙げている。

 その王も長いレギュラーシーズンでは、素晴らしい活躍をするものの
短期決戦のポストシーズンゲームではイマイチ。 

 一方で松坂は短期決戦での勝負強さは健在。 
 MLB1年目の昨年もリーグチャンピオンシップの3勝3敗で迎えた最終
戦で、登板しリーグ優勝を決めた試合の勝ち投手になる。
 更にWシリーズの3戦目に登板して勝ち投手に なるなど勝ち運がある。

 しかも、これは日本人投手の野茂英雄以来12年目にしてポストシーズン
での初勝利だった。


 この2人の活躍はアジアの野球レベルの高さを

証明するものだ。

 これからも末永く よきライバルとして

切磋琢磨して欲しい。  

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ガンバレ! (こうちゃん)
2008-05-17 01:53:06
松坂を始めとする、アジアの選手の実力がメジャーで通用する事が証明されつつあるのは、喜ばしい事ですね。頑張って欲しいと願います。それと同じくらい、メジャーばかりに行かないで、日本に残って、日本球界をあらゆる意味で盛り上げて行って欲しいと思いますね。
 
 
 
それがですね (こーじ)
2008-05-17 23:02:57
>こうちゃん様
 野茂が一時期‘帰国して日本に復帰か?’などという記事がありましたが、結局本人に帰る意思はなかったようでした。
 ど素人で無能な経営者が牛耳っている日本でプレーするより、マイナーでもしっかり自分の納得するプレーができる方がやりがいがあるのでしょう。

 ですからメジャー流出を悔やむならまず、某・国賊社長を追放するのが先決ですよ。
 そうでないとメジャー行きは止まらないでしょう。
 
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