リーグワンの観客動員が好調

 12月16日に日産スタジアムで行われたリーグワン第2節の横浜
キャノン・イーグルスートヨタヴェルブリッツ戦で観客動員数が
リーグワン最多の31,312人を記録し、さらに翌17日の味の素スタ
ジアムでの府中ダービー・BL東京ー東京サンゴリアス戦は31,953
人と更新したようだ。

 第2節の総観客動員数は95,177人&1試合平均15,863人で、昨年
32,469人&5412人だから3倍近い数字だ。

 リーグワンこれまでの最多入場者は昨シーズン第11節の秩父宮
で行われた東京サンゴリアスー埼玉ワイルドナイツ戦の19,079人
だから、実数発表での3万人越えは素晴らしい数字で今までの最多
入場者といえば秩父宮が主だったのでいかに凄い数字か分かる。

 これまでの日本ラグビー界の人気は大学や高校が主でトップレベ
ルの社会人が最も不人気といういびつな情況で、何の競技でも高校
や大学が社会人より観客が多いというのは全体のレベルからいえば
望ましいものではない。

 エディ・ジョーンズHCが率いた15年W杯以前はラグビーといえば
早明戦や早慶戦をはじめとした大学ラグビーが中心でトップレベル
である社会人の人気は今一つだったわけで、昭和後半のラグビーブー
ムなど早稲田・明治・慶應・同志社らが対戦するカードは国立で主に
行われ満員に近い大観衆が詰めかけていたのに対し他はそこまで恩恵
に預かる事はなかった。

 まぁラグビーという競技はアマチュアリズムを順守しており特に
日本では異常なぐらいアマチュアリズムに毒されていたので、採算
度外視で見たい人が来ればいい的なスタンスで臨んでいたから観客
が増えるはずもなかったのが実情だ。

 ところが15年W杯で3勝し19年は開催国でベスト8進出した事から
エディ前のような体たらくではファンが納得しなくなったので、レ
ベルアップのためにもトップレベルの社会人リーグワンの人気向上
は必要不可欠だったのだ。

 以前も記したように現在のリーグワンには今年のW杯で大活躍し
た南アフリカやニュージーランド代表が多数所属しており、彼らの
活躍が記憶に新しい事もあって一目見ようとするライトなファンが
増えたと言える。

 思えば4年前のW杯でベスト8に入りブームがと思いきや、コロナ
禍によって腰を折られた形だから今回こそ人気定着して欲しいと思
うのだ。

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