2019夏の甲子園 第12日

 gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/fullcount/sports/fullcount-505871

　大会12日目ベスト8＝準々決勝の注目カードは第4試合の履正
社－関東一で、1番大久保を中心とした機動力を武器にする関東
に対し 強打の履正社の対決となっており連戦となる投手陣の起
用法もカギを 握る。

　第1試合は昨夏の再戦で小技を武器にしてしぶとく競り勝つタ
イプの明石商と強打の八戸学院光星の対戦だが、初戦を圧勝した
後は智弁学園や海星戦を競り勝っている光星打線を前日温存され
た中森 がどれだけ抑えられるか。

　第2試合は優勝候補の東海大相模に打ち勝った中京学院大中京
にバント無用の作新学院の超攻撃的野球が激突するのだが、的確
な継投を見せる中京投手陣を機動力を絡めて作新打線がどこまで
攻略できるか。

　第3試合は前日14回160球以上投げた奥川が投げるかが問題に
なるのだが、的確な継投策で来る育英投手陣を打線のつながり
が今ひとつの星稜打線が奮起しないと厳しくなる感じだ。

　第1試合：明石商 7－6 八戸学院光星

　1回に明石は1アウトから2番が四球で出塁すると3番以下の3
連打で2点を挙げ、なおも1・3塁から6番のスクイズで3点を先
行すると光星も直後に1アウトから2番がヒットで出塁し連続四
球で満塁から1ゴロで1点を返す。

　2回に明石は1アウトから2番のヒットと四球で1・2塁から4
番の3ランで6－1と突き放すのだが、3回に2番&3番の連続四球
などで1アウト2・3塁から5番のタイムリーで2点返すと5回にも
連続四死球と5番のヒットでノーアウト満塁から6番の3ゴロエラ
ーで1点差とする。

　さらに6回には1アウトから2番&3番の連打と4番の四球で満塁
とし2アウト後6番が選んで押し出しとなり6－6と追い付く。

　それでも明石は8回に9番のヒットと1番の四球でノーアウト1・
2塁からバントで2・3塁とし暴投で勝ち越すと、これが決勝点と
なり7－6で逃げ切った。

　相手が中森ではなかった事から光星打線も1回終了時点で1－3
というのは想定の範囲内だっただろうが、2回に打たれた3ランで
5点差というのは厳しいし5番&6番の連打で2点返した後に遊ゴロ
併殺や6回に1点差に迫ったところで1アウト2・3塁から8番&9番
が倒れるなど取られてはいけない点を失い取らなければならない
点を取れなかったというのが明暗を分けた。

　第2試合：中京学院大中京 6－3 作新学院

　1回に1アウトから四球とヒットでチャンスを作った作新は4
番の3ランで先制したものの、2回以降は6回を除いて毎回ラン
ナーを出すのだが追加点が奪えない。

　コチラも6回までランナーを出しながら得点できなかった中京
はラッキー7の7回に1アウトから7番&9番のヒットに四球を絡め
満塁とし1番&2番の連打で1点差に追い上げる。

　そして8回に3連続四球でノーアウト満塁から7番の逆転満塁
HRが出て6－3とし、見事な逆転勝ちを飾った。

　結果的に1回に出た3ランの後‘次の1点’を作新が取れないうち
に中京得意の7回になって、2点を返されたものの併殺で辛うじ
て1点差で凌いでいたのだが4番以下の3連続四球というのが何
とも勿体なかった。

　もっともそれが中京のプレッシャーという事になるのかもし
れないが・・・

　第3試合：星稜 17－1 仙台育英

　2回に星稜が1アウトから7番の2ベースを足場に連続四球で
満塁とし1番のタイムリーで先制し2番の満塁HRで5点を先行
すると、3回にも7番がヒットで出塁しバントと四球に内野安
打で満塁から2番の2ベースと3番の犠牲フライで3点を追加し
8－0となったところで勝負あり。

　育英も星稜の荻原&寺島の2投手に7安打を浴びせるが1回に
1番の2ベースから1アウト3塁のチャンスを作るものの無得点
に終わった直後の5失点は、完全に出鼻を挫かれているし奥川
抜きでも十分なアドバンテージになってしまった。

　第4試合：関東一 3－7 履正社

　1回に関東は1番がヒットで出塁し3番の死球で1・2塁から
4番の3ランで先制するのだが、2回以降は清水が好投し無失
点に抑える。

　履正社は1回に1番&4番の長短打で1点返すと2回にも2つの
四球を足場に2番のタイムリーで1点とし、5回には相手エラー
とヒット&四球で満塁から5番のタイムリーと6番の犠牲フライ
で逆転し6回にも1アウト満塁から4番の走者一掃の2ベースで
3点を加え勝負を決めた。

　関東は1回の3点の後に追加点が取れなかったのが最後まで
響く事に。