ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
デストロン怪人の元ネタとなった恐竜戦車
先日ウルトラセブンの恐竜戦車編である700㌔を突っ走れをネ
タとして扱ったのだが、このEPに登場する恐竜戦車というのは今
見てみても凄いキャラだ。
後ろ足が戦車状になっており目からのレーザー光線と3問の砲塔
に強靭な尻尾を武器としているだけでなく、戦車の重量や突進力は
凄まじくセブンも相当な苦戦を強いられた。
もともとは予算不足に苛まれていた円谷が東宝からミニチュアを
譲り受けて作ったもので戦艦大和を譲り受けて軍艦ロボット・アイ
アンロックスにしたのに続き、戦車のミニチュアを改造してのもの
だったわけで今考えても凄い発想だと思う。
確かに戦車の戦闘能力と怪獣をミックスすると強力なキャラにな
るわけだが、美術を担当していた成田亨氏は激怒したらしくプラス
チク星人を最後に氏はウルトラシリーズを降板したとの事。
思えばアイアンロックスの前に登場したぺダン星人のロボット・
キングジョーは複数の円盤が飛来して合体しロボット化するという
史上初の合体ロボットで、ウルトラマンでは登場しなかったロボッ
トを含めたメカ系という新たなキャラをセブンでは多数作り上げて
いた。
ただしアイアンロックスや恐竜戦車は予算不足というマイナス的
要素があったからこそで弾道ミサイルしか出て来ないマゼラン星人
編や、ロボットが人間を支配する第4惑星編なども同じような理由
で作られたのを考えると予算不足を逆手に取った豊富なアイデアを
持った当時の円谷スタッフは凄いと思う。
ちなみに生物=怪獣に無機物=兵器を合体させるという設定は後
に仮面ライダーV3のハサミジャガーから始まるデストロン怪人に
引き継がれており、円谷スタッフに先見の明があった事を実感する
のだった。
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