ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
三洋電機、悲願の日本一!
今日行われたラグビー日本選手権のファイナルで、リーグ戦
では全勝で1位通過した三洋電機がマイクロソフト杯で優勝した
サントリーに40-18で勝ち悲願の初優勝を飾った。
三洋はトップリーグを初の全勝で1位通過しながら、プレーオフ
のマイクロソフト杯ではSファイナルで東芝に前半3-8とリードされ
たのを含め常に劣勢な状況から25-21で逆転勝ちしたものの、
ファイナルではサントリーに14-10で敗れて優勝を逃していた。
日本選手権ではSファイナルでトヨタ相手に25-24で辛勝したのに
対し、サントリーは東芝に25-14で完勝していたのを見て‘勢いの
差が出ているのかな・・・・’と思っていた。
それが前半を17-11でリードして折り返した後、後半も危なげなく
追加点を挙げて完勝したのだ。
実は三洋電機というチームは‘偉大なる負け犬チーム’。
70年代から新日鉄釜石や神戸製鋼といった、いずれも7連覇を
達成したチームの好敵手として立ちはだかりながら、なぜか勝てない
という悲運のチームだった。
特に三洋の悲運を代表するエピソードが90年度社会人選手権の
ファイナル。
3連覇を狙う神戸製鋼相手に強力FWの力で、後半のロスタイム
までリードしながらラストワンプレーでイアン・ウイリアムスのトライ+
コンバージョンで大逆転負けを喫した。
また95年度には神戸製鋼を破って8連覇を阻止しながら、ファイナ
ルでサントリーに土壇場で追い付かれ引き分けで両チーム優勝。
日本選手権には出られなかったという事で、せっかくの初優勝が
イマイチの印象になってしまった。
三洋といえば強力FWを前面に押し出した無骨なチームだが、詰
めが甘く あと一歩で勝てないという典型的な負け犬チームだった。
まるで野球で言えば‘ベーブ・ルースの呪い'と言われたMLBの
ボストンみたいな感じか。
ただボストンは御存じのように、04年に遂に宿敵・NYヤンキース
相手に3連敗から4連勝という大逆転でリーグ優勝して、Wシリーズ
でも4連勝して見事に優勝。昨年度も松坂大輔や岡島秀樹の活躍で
2度目のWシリーズ優勝を遂げている。
三洋も最近はBKの展開力を生かした華麗なスタイルにモデル
チェンジしていた。
‘スタンドを沸かす華麗なプレー’が持ち味の三洋と‘地道に勝利に
拘る’サントリーという以前なら反対の図式だったが、三洋が自らの
美学を全うしての勝利は1960年創部以来の悲願の初優勝!
ホントに、おめでとうございます。
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あの歴史的な大逆転負けや、その他もろもろ、本当に強いけど脆いのがこのチームの伝統でしたからね。
しかし!SOトニー・ブラウンを中心とした今年のチームは、なんと言うか、別のチームのようでしたね。
あまり圧倒的なパワーは感じさせないものの、勝負どころを外さない大人のチーム。
その試合巧者ぶりをシーズンが進むごとに磨きをかけて、ターンオーバーを繰り返し、そして見事に日本一!
気持ちが途切れることもなく、日本代表のこれからの方向性も示しているようなチームになってくれました!
個人的にも某相手チームの監督が嫌いと言うこともあって、テレビ観戦をしながら大歓声、拍手喝采、最後は涙涙でした。
本当に良かったですよね!
私は清宮監督には恨みはないですが、今回だけは三洋に勝って欲しいと思ってました。
ボストンやラグビーではずっとNo2だった東福岡が
優勝してますからね。
48年間の想いが、結集したという感じですね。
録画で昨日観ました。
サントリー少し有利かなと思っていましたが。
三洋の完勝でしたね。
自分も三洋に勝たせたいと思っていました。
リーグ戦を全勝したのだからせめて一つは
取らせたいなと。
以前書かれていました元Gの小川邦和が
今春、柳ヶ浦の英語教師にという記事が
出ていましたね。
小川さんが柳ヶ浦の英語教師ですか!
それは初耳でした。
マイナーリーグで投げていたので、英語力は抜群でしょうからね。
前夫人も教師でしたよ。
15年も経ちましたが、今もこの試合は忘れられません。
トニー・ブラウンが、勝利確定の残り数分でベンチに選手交代を促し、控えのSO入江を歓喜の場に立たせたこと。
歓喜のときに、選手はみな笑顔なのに、宮本監督はじめ三洋電機関係者は例外なく泣きじゃくっているようにみえたこと。
次々に胴上げがあって、最後に何度も煮え湯を飲まされた宮地克実が宙に舞ったこと。
まだまだありますが(笑)、実に懐かしい。
当時からトニー・ブラウンの存在感が抜群だった事を改めて思い知りますね。
今では三洋電機という名はなく赤いジャージから、パナソニック・ワイルドナイツになった事から青になってますから時の流れの早さを実感します。