今夏の甲子園は面白かった

 京都国際の優勝で幕を閉じた今年の夏の甲子園は低反発バットの
導入でホームランが7本に激減したものの、全48試合で2桁安打した
チームが31チームあるのだから決して貧打の大会というイメージは
なく接戦が多い大会というイメージだった。

 なにせ1点差ゲームが準決勝&決勝3試合を含めて19試合あったの
だが、21世紀に入って1点差ゲームが最も多かったのは13年の20試
合に次ぐ記録で最近10年間では15年の16試合が最多だから1点差の
接戦が多かった事が分かる。

 こうしてみると今大会の特徴は単打狙いと、複数投手制が徹底さ
れていたという事ではないか。

 低反発バットになった事により打球が飛びづらくなっているので
大きいのを狙わず、野手の間を抜く鋭い打球を打つチームが増えて
きたようだ。

 だから京都国際は準々決勝まで4試合連続2桁安打を放っていたが、
長打は2ベースのみが最多で3本という数字が象徴している。

 また複数投手制は近年の酷暑もあって常識となっており1枚エース
で乗り切るというのは蛮勇に近いという事を各校の監督も理解し始
めており、消耗したエースよりフレッシュな2人目という世界的な
常識が高校野球でも常識になり始めているからこそ準々決勝以降の
7試合中5試合が1点差という事になっているのではないかと思う。

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