入江陵介「銀メダルには、ちょっと後悔ある」(読売新聞) - goo ニュース
ロンドン五輪の競泳は残り2日となり日本人選手がメダルに絡める種目は
男女の400mメドレーリレーになっている。
今大会の日本は ここ一番での強さを発揮していた北島康介がメダルなし
だったにも拘らず2日を残した時点で金こそないものの銀2・銅7と合計9つの
メダルを獲得し、金3・銀1・銅4の合計8つだったアテネを数の上では上回った
事になるので、ある意味 大健闘ともいえるだろう。
今大会の競泳チームで最も重要だったのが次世代エースの誕生なるか。
ご存知のように男子はアテネ・北京と北島康介がチームを引っ張ってきたの
だが、今回30歳を迎えた北島には個人的に多くは望めないと考えていたので
新たなるエース誕生が急務になっていた。
エースとなれば実績でチームを引っ張らないといけないのだが前回の北京
でのメダリストは北島以外は松田丈志と中村礼子というアテネ組だったのに
対し、4年前は持ちタイムでメダル圏内だった入江陵介は本番で5位に終わり
メダルを逃している。
だからこそ今回 北島康介や松田丈志がメダルを取っても新たなメダリストが
誕生しなければ日本の競泳は‘北島バブル’で終わってしまいかねないと考え
ていた。
そこで注目されたのがエース候補1番手の入江陵介で今回は得意種目の
200で金こそ取れなかったものの宿敵・ロクテに勝っての銀メダルで、100m
でも銅を獲得したから世界相手の実績という意味でもエースに相応しい成績を
残す事ができた。
4年後のリオでは名実ともに日本のエースとして金を目指して欲しいものだ。