【BOX】荒川、大差判定負け!世界初挑戦も2度ダウン(スポーツ報知) - goo ニュース
日本時間の7月28日にサンアントニオで行われたWBCライト級暫定王者決定
戦で1位の荒川仁人は3位のオマール・フィゲロアと対戦し2度のダウンを喫して
完敗という結果に終わった。
ところが前日WOWOWで荒川-フィゲロア戦の録画中継がOAされたので見て
いると確かに完敗ではあるが、ダウンを喫したラウンド以外は荒川が取っていても
おかしくない内容のラウンドが多く随分と違った印象を持っていた。
距離を取ったらフィゲロアにやられてしまうので毎ラウンド荒川は接近戦を挑み
小さなパンチをヒットさせていたのだが、一発一発を強く打ってくるフィゲロアの
パンチをもらい続け2・3発ヒットさせてもフィゲロアの1発で相殺されるという
展開が続いた。
118-108が2人と119-107が1人という採点だったがラウンドマストシス
テムの恐ろしいところで、どっちに転がってもおかしくない内容でも全てフィゲ
ロアに流れれば今回のような極端な大差になってしまうし荒川が攻勢をとった
パンチはフック系ばかりでアッパーやストレートが極端に少ないのも採点上
マイナスになったのは間違いない。
ただ試合終了後に本来なら勝者から行うインタビューが荒川からだったり、
プロモーターのオスカー・デラ・ホーヤが自分の金メダルを荒川の首にかけ
たりしたシーンなどを見ると完敗とはいえ決して評価が下がる試合内容では
ないだろうか。
報道するメディアも そういう違いを しっかりわきまえてもらわないと無垢な
ファンに間違ったイメージを刷り込む事になるのは間違いない。