怒りに身を任せるとロクな事がない

 ウルトラマンネクサスのEp14:悪魔・メフィストでは前回のラストで西条凪
副隊長から‘憎しみを力に変えろ’とアドバイスされた孤門は、それを実行
しようとする。

  確かに今回登場したノスフェルはリコ一家を殺害し、リコが変身させられて
いたダーク・ファウストをも殺した孤門にとっては特別な敵。
 そんなわけでノスフェルに対しては これまで以上の憎しみを持って孤門と
凪は立ち向かう。

  ところが・・・・・

 ノスフェルの眉間には孤門が動物園で写真撮影をした一家の娘・理子が
捉われていたが、怒りに燃える孤門は気付かずにメガパニッシャーを撃ち
込んでノスフェルは粉砕したものの理子に重傷を負わせてしまった。

  やはり姫矢が言うように‘怒りでは何事も解決しない’
のだ。

 ウルトラシリーズでヒーローが怒りに燃えるというのは第1期では見かけ
なかった。 
 第2期に入って作られた帰ってきたウルトラマンではナックル星人から恋人
の坂田アキと師匠の坂田健を殺された郷秀樹が、怒りに任せてブラック
キングとナックル星人のタッグに立ち向かうものの惨敗してしまうのを筆頭
に‘憎しみを力に変える’ という やり方はウルトラシリーズをはじめとした
ヒーロー作品では必ず失敗する。

  ただ基本的に‘何でもアリ’のネクサスだったから、凪のアドバイスを受け
て怒りや憎しみを力に変えて立ち向かう事で孤門が立ち直るのか?とも
思ったりしたのだが、それを見越した溝呂木が 理子の兄に孤門が理子が
捉われているにも拘わらず照準を合わせているシーンを見せたため理子の
兄から痛烈に批判された孤門はガックリくるのだった。

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コメント
 
 
 
他のヒーローだと (NEXUS(偽))
2010-01-11 10:23:10
仮面ライダークウガが中学生の男子生徒のみを狙ったグロンギに対する怒りで黒い眼のアルティメットフォームに目覚めかけた事がありました。あのままだったら五代雄介は究極の闇に成り下がっていたでしょう。
また、ウルトラマンメビウスが神戸で自らの姿を使って街を破壊し少年の夢を壊したザラブ星人に対し我を忘れた攻撃を続けた結果、ガッツ星人に捕われる結果になりました。
「大怪獣ウルトラギャラクシー」でもレイが怒りによってバーストモードになりましたが、それが劇場版で…
「怒りでは何も解決しない」という子供たちへの反面教師的なメッセージな訳ですが、ヒーローの怒りは極稀にいつも以上の力を齎す事もありますが、大概敵にそれを利用されたりしてしまいますね。
 
 
 
そうなのです (こーじ)
2010-01-11 23:29:11
>NEXUS(偽)様
 怒りを解き放つと凄まじい力を発揮するものの、必ずと言っていいぐらい力が暴走したりして酷い目に遭ってますね。

 やはり宮内洋氏ではないですが‘ヒーロー作品は
教育番組’ですから、そういう教訓話は必要でしょう。
 
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