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こーじ苑
桑田真澄の先発135球理論の成否は
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/sports/nikkangendai-700261
今シーズンからジャイアンツの一軍投手チーフコーチ補佐に就任
した桑田真澄が、先発投手に1試合135球まで投げるよう要求をして
いるらしい。
どちらかといえば高校野球をはじめとしたジュニア世代には球数
制限を推奨している桑田がプロには完投を目指すような指令を出し
ている事に世間は驚いているのだが、確かに‘100球降板というのは
MLBが中4日で回しているからで日本は中6日だから’と言う桑田の
話は一理ある。
MLBでは162試合を5人の先発で回すから単純計算で1人30試合と
考えると100球で3000球となり、これを日本では143試合を6人で回
すので中6日での登板なら1試合130球前後投げるのと同じという事
にはなる。
また投球イニングになるとMLBは100球6回とすると540アウトを
取る形になり、日本では24試合と考えると22,5アウトだから7回1/3
~2/3になるので8回にはマウンドに上らなければならないわけだ。
確かに桑田理論でいけば中継ぎは下手するとワンポイントで済む
わけだからブルペンの負担は一気に減る事になるから理想的だが、
ここから先はベンチの考えとの絡みが出てくるので一筋縄ではいか
ない。
つまり味方打線が前半から大量リードを奪ったりすれば8回130
球というノルマは達成できるのだが逆に早いイニングで大量失点
すると当然ダメだし、僅差の競った展開で試合が進むと疲れが出
始めている先発をガマンして8回まで引っ張れるかという事になる。
今から31年前のジャイアンツは完投論者の藤田元司が監督だっ
た事もあり先発が長いイニングを投げて、ブルペンの手薄さを感
じさせなかったのだが翌91年からは完投数がめっきり減ってしま
い石毛博史というブルペンの救世主が出て来た92年も2位に終わる。
あれから30年近く経っているので当時よりも打撃レベルは数段
跳ね上がっており、とてもじゃないが90年のジャイアンツのよう
なブルペンを極力使わずに済むような投手陣は現実的には厳しい
だろう。
そうなるとマラソンのようなペースで投げる135球より5千~
1万mのようなペースで投げる100球の方が相手打線を抑える可
能性が高く、実際ホークスが昨シーズン12球団唯一の防御率2
点台の成績を残したのも先発を100球少しで降板させるスタイ
ルだったからではないかと思ったりする。
つまり桑田の135球ノルマができるかどうかは、最終的に原
辰徳監督の考えに委ねられるのではないだろうか。
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