山中慎介連続KOは逃すもののV7成功

山中、V7に成功=連続KO防衛はストップ―WBCバンタム級(時事通信) - goo ニュース

 東京代々木第2体育館で今日 行われたWBCバンタム級タイトルマッチは
王者の山中慎介が、1位のスリヤン・ソールビサイから3度のダウンを奪い
6連続KO防衛はならなかったものの7度目の防衛に成功した。

 試合は序盤 山中は前進して距離を詰めて右ストレートをジャブ代
わりに打ちまくるスリヤンに手こずり、2Rと4R終盤に左ストレートを
ヒットさせたぐらいでクリーンヒットで山中、手数で挑戦者という展
開だったからか4R終了時の採点は案の定37-39で挑戦者が1人いた。

 しかし5Rぐらいから山中の左がヒットし始め7Rから3R連続でダウンを
奪い完全にペースを握るものの、8R途中には挑戦者の右フックを不用意
に貰い動きが止まるシーンもあった。

 最終的に驚異的な打たれ強さと手数で前進する挑戦者を持て余す
形で手こずった感があったが、採点的には3度のダウンを奪い114-
110の4P差が最も競ったぐらい力の差を見せ付けたし終了後に挑戦
者が膝から崩れ落ちるのを見るとダメージの蓄積が凄いか分かる。

 とりあえず1位相手に これだけの勝利を収めれば本来は賞賛モノ
だが具志堅用高に並ぶ6連続KOを逃した事や、馬力はあるものの単
調な突進を捌ききれず持て余したというのが不満点ではあるだろう。

‘神の左’と呼ばれる左ストレートは確かに素晴らしいのだが返しの
右フックや距離を取る右ジャブなどのパンチがあまりにも少ないのは
難点だし、山中が憧れるラスベガスのリングでは特にジャブを多目に
出さないと今日のスリヤンのように手数を出すタイプ相手には不利に
なる。

 国内で防衛を重ねるならば このスタイルでも構わないだろうが、
海外でWBO王者?以外と戦うならば右パンチを多用する工夫が必要
だろう。

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