ミラーマンならではの母子モノをベースにした展開が・・・・

 ミラーマンの8話・アイアンの大逆襲では行方不明になっている鏡京太郎の
母親の存在が明らかにされた。

 ミラーマンは地球防衛軍に所属していた異次元人の父と御手洗博士の助手を
していた地球人の女性・鏡優子との間に生まれたものの父親はインベーダーの
罠にかかって命を落とし、母は赤ん坊の京太郎に危険が迫らないように御手洗
博士に京太郎を預けて姿を消したという設定だった。

 当然 鏡京太郎の母は生きているので行方不明の母を使った罠を仕掛ける
という
のは狡猾なインベーダーの事だから当然だろう。

 だから京太郎に母の影をチラつかせて変身する鏡や光を反射するものがない
地下
室へと誘導し殺害すると共に宇宙ミサイル基地を破壊するという一石二鳥
の作戦
を立てたのはうなずける。

 京太郎に してみれば自分の身を案じたとはいえ捨てられたのは事実だから、
ある
意味わだかまりがあったのは当然で、御手洗博士も‘お母さんに会いたい
かね’と
尋ねるのだった。

 一応 後に京太郎の弟を登場させ兄弟のミラーマンで戦わせるとミラーマン兄弟
いう予定があったようだが、路線変更で没になったため母の優子登場は この
EPのみ
になったわけだ。

 巨大ヒーローで母子モノというのはウルトラマンタロウぐらいで、コチラは
ここまでの葛藤はないので子供が見るには辛いものがあったかもしれないが父の
遺志を
継いで侵略者と戦うというウルトラとは違う世界を目指していたミラーマン
の世界には
合っていたのかもしれない。

 一応ラストで母を亡くした朝子が‘あなたは母さんを探す事ができる。でも
あたしの母はもう
この世には・・・’と母親が生きているのが分かっているだけ
でも京太郎は幸せなのだ
という締めだけで終わらせているのが次に進んだ
展開になるとも取れただけに ある意味 残念だ。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
最初は (柴田真紀)
2012-01-31 00:35:44
『母をたずねて……』みたいな展開も予定していたそうなので、その名残なのかなぁ~と思いました。
どっちにしても、シリーズ後半の大改編で、うやむやになったでしょうけど。
それにしても、自分の涙で変身できるって、ある意味スゴイかも!?
 
 
 
Unknown (怪人太郎冠者@1553)
2012-01-31 17:51:28
8話の設定を活かせなかったのはその後に失点だったと思います。
当初は続編予定だった「ミラーマン・兄弟」に先だって弟ミラーマンが登場し、そのエピで優子は死ぬことになっていたそうです。
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2012-01-31 23:05:40
>柴田真紀様
 当初はロードムービー的な設定もあったようですね。

 ホントに路線変更で最もワリを食ったネタかもしれませんね。

 涙で変身というのはウルトラマンゼロ・ザ・ムービーでも使われてますね。

>怪人太郎冠者@1553様
 たしかに8話の設定が他のヒーロー作品とは一線を画す感じでしたから、路線変更が目玉を奪った感じでしょうか。

 ミラーマン兄弟については今日のネタにしてますよ。
 
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