スキー、小林陵や葛西ら欧州出発 ジャンプ週間へ
平昌五輪明けの18~19シーズン、ノルディックスキージャン
プW杯で絶好調の小林陵侑ら日本チームが12月30日から開幕する
ジャンプ週間に向けて出発したとの事。
今シーズンのW杯はこれまで7戦行われているのだが小林は4勝
しただけでなく表彰台を逃したのも1戦のみという強さを見せ、
当然ながら現在の総合1位の証であるゴールドゼッケンを付けて
いるのだ。
ジャンプ週間はW杯がスタートする前から行われている伝統の
大会で12月30日にドイツのオーベルストドルフからスタートし
1月1日にガルミッシュパルテンキルヘン、1月4日にオーストリ
アのインスブルックで最終戦は6日のビショフスホーヘンという
4戦をこなして総合優勝を決めるイベントでW杯にも組み込まれ
ている。
11月下旬からスタートするW杯だが最初の方は各国とも調整が
上手く行ったり行かなかったりとバラつきがあるもののジャンプ
週間の頃から調子を上げて来るので、ここからが本当の勝負にな
る事から小林もここで何勝かできれば今シーズンの実力は本物と
自信を付けていいだろう。
日本人選手でジャンプ週間に最初に参加し勝ったのが71~72
シーズンの笠谷幸生で3勝したのを皮切りに葛西紀明が92~93
シーズンから通算3勝、船木和喜が94~95シーズンから通算5勝
を挙げ97~98シーズンには船木が唯一の総合優勝を飾っている。
ただし00~01シーズンにガルミッシュパルテンキルヘンで葛
西が勝ってから日本人選手の優勝はないのが現状で、小林には
17年ぶりの優勝を期待したいわけだ。
他の大会で勝つよりもジャンプ週間で勝つのは大いに価値が
あるので、何としても1勝は挙げて欲しいと思う。