ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
‘暑すぎる’夏の甲子園に ついて
今年の夏の甲子園は興南が沖縄勢として夏の大会での初優勝を果たすと
共に、史上6校目の春夏連覇を達成して終わった。
東西の横綱同士の対戦とも思われる興南と東海大相模の対戦は本来なら
好ゲームが期待されたものの、相模のエースである一二三が3連投となり
明らかに疲弊していた。
だからか打順が2回り目となった4回に興南打線から掴まり守備のミスも
あったが一挙に7失点するなどゲームが壊れてしまった。
これは ただでさえハードな日程に今年の猛暑が追い討ちをかけた形だ。
地球温暖化が進んだ昨今、沖縄の代表ですら暑さ対策をして臨まないと
いけないという状況で従来通りの甲子園の日程は選手達に過大な負担を
かけているのは言うまでもない。
高野連は‘4連戦は過酷’という批判をかわすために実質04年からベスト
8を 2日制にして最大でも3連戦という日程にしたのだが、これは無意味。
なぜなら高野連が鬼の首を取ったように自慢した‘最大で3連戦’だが、
現在の地方予選では準決勝の前日に休養日を必ず作っているので3連戦を
戦って出場するケースは殆どない。
だから東海大相模は日程的に有利と言われた2回戦から登場する5日目の
第3試合を引きながら、ベスト8が2日目になったばかりに3連戦を戦うハメに
なってしまった。
これではベスト16最終試合の翌日に試合をした興南の方が2連戦&2連戦
という形になって有利になったのは明らかだ。
だから何度も言われているように甲子園でも準決勝の前日に休養日を
入れれば1日4試合の‘華のベスト8’が復活するし、いい事尽くめではないか。
(それにベスト16の前日かベスト8の前日にも休養日を入れれば文句はない
のだが)
そして決勝戦の試合開始時間を早朝8:00からにするか、ナイターで行うか。
最も暑い13:00試合開始ぐらい愚かな事はないし消耗度も激しいので涼
しい時間帯に試合をさせるのがベストだろう。
そもそも高校野球は金儲けの興行ではないのだから選手のコンディションを第一に考慮して行うべきだ。
池田が全盛時だった83年はベスト8の中京戦が事実上の決勝と言われ、
8:00試合開始の第1試合だったにも拘わらず満員札止めになったのが忘れ
られない。
‘ナイターは経費がかかるので贅沢’などという声もあるが決勝戦のみ外野
席を有料にしても観客は文句を言わないのではないかと思う。
せっかくの好カードがハードな日程の影響でワンサイドゲームになるほど
プレーする選手達だけでなく観客にも残念な事はない。
高野連には そういう英断を求めたいが・・・・・・
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プロ野球ファームでは数名の選手が熱中症で病院送りとなってます。
夏の甲子園も、被害者が出ないと動かないと思いますよ。
有事に備えることが 軽視されているようでなりませぬ。
日本の良からぬ風潮かもしれませんね。
HNを変えられたのですね。
まさしく石頭高野連とは言いえて妙ですよ。
プロ野球のファームですら熱中症でダウンする時代ですからね、プロよりも体力がない高校生には過酷過ぎるシステムに拍車がかかってますね。
精神野球の伝統が未だに残っているのが高野連ですからね。
相撲協会と変わりませんよ。
誠に日本らしいです。
しかし、ナイターにすると応援団の宿泊費が嵩むことになりかねないので難しいでしょうね。
しょせんは無責任体質のお役所ですからね。
別の人のブログには‘ナイターにした場合はアルプススタンドの応援団については無料にしたら’という
記事も載ってましたよ。