キックベース筑豊大会優勝を振り返る・後編

 8月19日に行われた市の大会で優勝した後藤寺チームは9月16
日に飯塚市・健康の森で行われる筑豊大会に出場を決め、その組
み合わせ抽選会が9月3日に行われた。

 出場チームは開催地の飯塚が3なのに対し田川と嘉麻が4の合計
11チームで3つのグループに分かれて各組1位と、最も成績のいい
2位の4チームが準決勝を戦う事になったのだがシード制はなくラ
ンダムに抽選した結果A組でUSUI6年と大隈&貞月との対戦が決ま
る。

 飯塚の優勝チームはB組の花咲台、嘉麻は初戦で当たるUSUIで
USUI6年というチーム名からも薄々感じていた。

 私が初めて率いた15年も嘉麻優勝チームの上西郷子供会と対戦
して完敗しているのだから‘またか’とは思ったが、いい方に考える
とUSUIに勝てれば花咲台には6月の練習試合で14-0で勝ってい
るので優勝が十分見えて来ると考えたのだ。

 ここで私はギャンブルをする事にした。

 というのも筑豊大会は8番打者制だけでなく引っ込んだ選手がイ
ニングが変わると復活できるリエントリー制度があるので後攻が
有利になるし、後攻のチームが勝っても5回裏の攻撃ができるデッ
ドイニング制だから多くの選手も使ってやれる。

 一方このチームは6月の練習試合と8月の市の大会3試合全てを
先攻で勝っているし、慣れない天然芝で雨上がりのコンディショ
ンでは攻撃から入る方が有利だから後攻を取るのには抵抗があっ
たが敢えて後攻を選んだのだ。

 結果的に1回表にミス絡みで4点を取られながら、その裏に4点
取って追い付くと2回に6点を挙げ10-4とする。

 ところが3回に1点、4回に2点を返され終わってみれば11-9
での逃げ切りだったわけで、特に3回以降はUSUIも天然芝のグラ
ンドに慣れた形で実力の程を実感するのだった。

 次の大隈&貞月は嘉麻の3位だったので十分勝てる相手で実際に
19-2で完勝したのだが次に行われたUSUI-大浦戦でのUSUIは
19-8で勝ったのだから2試合目で調子を上げていたわけで仮に
対戦順が2試合目だったら、また準決勝以降で戦っていたら勝て
たかどうかは怪しいし結果的にB組が花咲台と頴田が2勝づつ挙げ
たため準決勝にすら残れなかったのだから幸運だった。

 最終的に準決勝で花咲台に15-9、決勝では頴田に13-1で大勝
しての優勝だから‘後藤寺強かったね’になるのだが、先述したよう
にUSUIとの対戦が2戦目だったら?準決勝以降で対戦していたら?
昨年の準優勝チームの鎮西が出場していたら勝てたかどうか分から
ないわけで運にも恵まれたと思っている。

 もっとも昨年のチームは6年ばかりで市の大会は最初の2試合は
28-0のパーフェクトでタイブレークでも7-3、決勝では筑豊準
優勝の椿西に13-0という凄まじい強さでベストメンバーでさえ
臨めれば優勝できるチームだった。

 ところが筑豊大会が台風で1週延びたためサッカー組が4人抜け
ベストメンバーを組めず2試合目で頴田に5-6で敗れ、準決勝に
も進めなかった事を考えると勝負事には運の占める割合が大きい
と実感するのだ。

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