仮面ライダーディケイドって戦国自衛隊？

　79年に映画化された戦国自衛隊は戦国時代にタイムスリップした近代
兵器で武装した自衛隊が戦国時代の武士達が戦う作品だった。
　ただし自衛隊員がタイムスリップした戦国時代は織田信長がいないと
いうもの。
　武田信玄との川中島の戦いで勝ったあと指揮官の伊庭義明は天下統一を
目前にしながら京の寺で叛乱を起こされ自害するが、死ぬ間際に
‘自分がこの世界の信長だった’という事を悟る。

　3話目を終わった仮面ライダーディケイドだが、当初クウガに変身する
小野寺ユウスケは‘自分の存在を誰かに認めてもらいたい’という願望で
グロンギと戦っていた。
　そしてコンビを組んでいた八代刑事を守るために戦うのだがグロンギの
ガスを吸って瀕死状態の八代から‘世界中の人達の笑顔のためならもっと
強くなれる’と言われて奮起する。

　オリジナルの五代雄介は‘人々の笑顔を守るために’クウガに変身して
戦っていたが、ディケイドの世界の小野寺ユウスケも八代の遺言となった
‘世界中の人達の笑顔のためならもっと強くなれる’という言葉を噛みしめ
て五代雄介のような男になるのかもしれない。

　八代の死を悲しむユウスケを見ながら士が
‘この世界での使命は終わった’というのが、その事を表しているのかも
しれない。

 　となるとディケイドが9つのライダーが活躍する世界を旅して救うという
のも、オリジナルと違う方に流れている他のライダー達をオリジナルの
世界に戻すために遣わされるという意味だろうか？

　これは戦国自衛隊のコンセプトと同じと思えるのだ。

　次回からは前作・仮面ライダーキバの世界だが、予告編を見ると主役の
渡が子供だった。
　ディケイドが干渉してオリジナルの世界に戻すというものだろうか？