和倉隊長が40代だったら

 ウルトラマンネクサスの35話は防衛チームのナイトレーダーが
自らが所属する組織TLTが進めようとする千樹憐の、人体実験を
阻止するべく反乱を起こすという内容で和倉隊長が‘我々はウルト
ラマンを開放する’というセリフにはグッと来るものがある。

 さて今回の反乱だが先述したように和倉隊長はゴルゴレム編で
山奥の温泉街の人々をゴルゴレムの餌にしようとする作戦に異を
唱えるものの、松永管理官らから上手く丸め込まれて渋々従うと
いう描写があるように生真面目な性格のようだ。

 それが孤門の決死の説得で心を動かされ総責任者として組織に
反乱を起こすのだが、和倉隊長の年齢は34歳と通常よりは少しば
かり若い。

 もっとも若いといえば作戦参謀のイラストレーター=吉良沢優
などは17歳なのだからTLTにとって年齢は関係なさそうだが、仮
にMATの伊吹隊長のように45歳だったりCRYU GUYSのサコミズ
隊長の40代ならTLT上層部に少しは影響力があったのではないか。

 過去のウルトラ作品では科特隊のムラマツキャップはザラガス
編で上層部からの指令を受けた以外は上からのプレッシャーはか
かってなかったし、ウルトラ警備隊のキリヤマ隊長も然りで第1期
ウルトラでの上層部と現場の風通しはよかったからか上層部から
の‘解散’などのプレッシャーは目立たなかった。

 第2期に入るとMATの加藤隊長は岸田長官らからプレッシャーを
かけられており衝突も度々あったし、TACに至ってはゴルゴダ編で
竜隊長が高倉司令官を殴って作戦室から叩き出すなどのシーンまで
ある。

 平成に入ると第1期並みに上層部も物分かりがよくなってイルマ
隊長やヒビキ隊長が沢井総監やフカミ総監とも協力関係にあったし、
XIGでも石室コマンダー自身が最高権力者のような雰囲気でもある。

 和倉隊長も40前になると もう少し上層部との影響力を行使でき
たのだろうが、34歳という事になるとTLTの方も軽く見ている所が
あるし影響力を行使できないのは仕方ない。

 そういう意味では立場ある隊長の心を動かした孤門の言葉が、い
かに素晴らしかったか分かるのだが…

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