松山英樹12アンダー猛追及ばず2位、ケプカが優勝
ウィスコンシン州エリンヒルズで行われていた男子ゴルフの全米
OPは今日が最終日。
3日目を終えてトップから6打差の-6で14位タイでスタートした
松山英樹は1H・4H・5Hと3バーディーを奪う好スタートを見せて追
い上げ体制に入ると、6Hこそボギーを叩いたものの後半も11H・12
H・14Hとバーディーで更に3つスコアを伸ばして最終18Hでもバー
ディーを奪って7バーディー1ボギーの-6で回り通算-12で終了。
この時点でトップのブルックス・ケプカとは1打差だったが、最終
的にケプカは残りのホールで3つスコアを伸ばす-16でホールアウト
しての優勝だった。
今大会は世界1位のダスティン・ジョンソン、2位のローリー・マ
キロイ、3位のジェイソン・デーら世界ランキングの上位3位が予選
落ちするという波乱のスタート。
とはいえ松山も初日が1イーグル4ボギーの+2スタートで2日目に
-7と猛チャージをかけて通算-5でトップとは2打差の8位タイで3日
目を終えたのだが、3日目にスコアを1つしか伸ばせずに順位を下げ
ていたわけで1日ごとに好不調を繰り返す形で最終日を迎えていた。
ちなみに優勝したケプカは初日は-5でトップとは2打差の4位タイ
でスタートすると2日目は-2で順位をトップタイに上げると、3日目
も-4で順位は1つ落として2位タイになったものの通算-11としトッ
プとは1打差に付けていたわけで最終日に-5で回り逃げ切った形だ。
こうしてみると何とも初日の+2が悔やまれるわけだが全米OPで
2位タイというのは、80年に青木功がジャック・ニクラスと4日間同
じ組で回り通算-6で2打及ばずに単独2位になって以来の快挙である。
しかも今回の2位で世界ランキングでもデーやマキロイをも抜いて
2位まで順位を上げたわけで、当時の青木が38歳だったのに対し松山
の場合は25歳と若いのでこれからが大いに楽しみである。