男子五輪予選、1日開幕=負傷の清水ら代表入り―バレー(時事通信) - goo ニュース
先週の日曜日に終わった女子バレーのロンドン五輪世界最終予選は全体の
4位に入り込んだ日本が辛うじて五輪の出場権を獲得したのだが、明日から
今度は男子バレーの世界最終予選が始まる。
女子は上位3位までとアジア1位が出場権を得るというシステムで極端に言え
ば8ヶ国中4位に入ればOKだったのに対し、男子は全体の1位とアジア1位で
8ヶ国中2位以内に入らなければ出場権を取れないという女子に比べても狭き
門になっている。
アジアからは中国・韓国・イラン・オーストラリア、他の地域からはセルビア・
プエルトリコにベネズエラという陣容で世界ランキングを見ると日本が15位なの
に対し上位は7位のセルビアを筆頭に10位の中国に12位のイランの3ヶ国だが
16位&17位のベネズエラやプエルトリコに20位の韓国も決して侮れないのが
現状だ。
ランキング通りならセルビアが全体1位での勝ち抜けは固いので日本とすれば
アジア1位で出場権獲得を目指すのが現実的な目標になるだろう。
日本は4年前の北京で この予選を突破して92バルセロナ以来の出場を果たし
ているが当時は中国が開催国で出場権を持っていたという事情もあるし、北京
では その中国相手にも敗れて予選リーグ全敗という屈辱を味わっている。
日程表を見ると初戦がセルビアで時差ボケやコンビネーション不備というスキ
を突けるというアドバンテージがあるものの実力的には厳しい相手だから負ける
確率の方が高いと思うので、2試合目のベネズエラ戦が最大の山場になるの
ではないかと思う。
ここで勝って2日間の休みを挟み韓国・中国・オーストラリアというアジア勢相手
の3連戦に臨めるかがカギを握るだろうし、最終戦のイラン戦が五輪への出場
権をかけた大一番になると思われるのだが最近の日本の調子から見ると最終
戦を向かえる前に敗退が決まっていそうな感じがしてならない。
おりしも6月3日と8日はサッカーのブラジルW杯アジア最終予選がホームで
行われる日になっているので3日は ともかく7日までに敗退が決まるとメディアを
中心とした国民的な注目度は完全にサッカーに行ってしまうので石にかじりつい
ても9日以降まで出場の希望を残しておくのが最低限の使命になるのではない
だろうか。