複雑な心境になるクラシックユニフォーム企画

近鉄vs南海…復刻対決はホークスの勝ち(日刊スポーツ) - goo ニュース

 昨日から 京セラドームで始まったバファローズvsホークス戦は共に前身チーム
の復刻ユニフォームを着用したOSAKA CLASSIC 2013だった。


 かつてのユニフォームを着用して戦うというのはMLBがやっていたのを日本では
西武ライオンズあたりが始めたものと個人的に認識しているのだが、これまで
チームの伝統に対して あまり拘りがないように思えた日本球界が歴史に対する
リスペクトが感じられると思い嬉しいものだった。


 ただし ことライオンズとホークスに関しては我々 福岡県民にとって少しばかり
複雑な思いになる。


 というのも福岡は78年までライオンズのフランチャイズだったのに対しホークスは
ライバルチームだったわけで、ジャイアンツとタイガースがセリーグの代表カード
ならライオンズとホークスはパリーグの代表カードだった。


 ところが79年からライオンズは西武グループに買収され所沢に移転し福岡は
10年間フランチャイズチームがなかったのだが、89年からダイエーが南海
ホークスを買収して福岡をフランチャイズにしたのだ。


 当初は平和台でのホークスvsライオンズ戦はライオンズファンの方が多かった
のが、徐々にホークスファンが増えていった歴史を持つ。


 だからライオンズクラシックというイベントで福岡で西鉄のユニフォームを見ると
敵という感じがしないし、福岡で南海のユニフォームを見ると地元のチームという
感じがしないのだ。


 もっともホークスが南海のユニフォームで戦ったのは今回で3度目。

 過去2回は いずれも甲子園と京セラドームという大阪での試合だった事から
南海のユニフォーム着用は かつてのフランチャイズの大阪でこそ相応しいと
思っていたし、反面 前回の08年は王貞治監督時代だったので王監督が南海の
ユニフォームを着用しているのを見るのは違和感が拭えなかった。


 そういう意味でパリーグの方が身売りの頻度が多かった事が分かるので
クラシックユニフォーム着用企画も場所を考えて行わなければならないのだろう。


 ただしファン心理からすると複雑ではあるがクラシックユニフォームを着用して
チームの歴史や伝統を若いファンに知らせるのは大事な事だから、こういう
企画は ぜひ継続して欲しいものだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
☆が (ユキよ)
2013-04-21 02:09:14
黄金のまわし締めた力士に対してまわしじゃなく相撲で目立てと言ったのと同様に
復刻版もいいけどプレイで目立って☆いもの
おかわり、中島裕之欠けて不安に投手陣で1位とは意外でしたね…まだまだ先は長いですが
 
 
 
ライオンズは (こーじ)
2013-04-21 23:32:09
>ユキよ様
 ホントにライオンズは若手が育ちますよね。
 凄いですよ、コレは。
 
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