リオネル・メッシのバルサ退団に思う


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20200826-0116s

 アルゼンチン代表でFCバルセロナの主力選手リオネル・メッシ
がバルセロナを退団するというニュースが流れ、遂に来るべきも
のが来たかという感じと共にバルサで育ったスーパースターのメ
ッシですら力が衰えると退団する事になるという厳しさを実感す
るものだ。

 メッシといえばアルゼンチン人でありながらバルセロナ育ちと
いう事で‘生みの親より育ての親’という理論からすると、バルサシ
ステムの中で育った来た選手というアルゼンチン代表選手の中で
も稀有なケースだろう。

 アルゼンチンのスーパースターといえばディエゴ・マラドーナ
だが、メッシにはマラドーナ2世と早くから言われていた。

 実際メッシはバルセロナでは8度のリーグ優勝や3度のヨーロッ
パ王者に輝いただけでなく、最優秀選手であるバロンドールにも
4度輝くなどメッシの活躍がバルサの黄金時代を作ったという説
も大げさには聞こえない。

 一方で代表チームではアルゼンチンの中心選手として3度のW杯
に出場しているものの1度も優勝はなく、クラブで残せた結果が代
表では残せてないもの事実。

 これはシステムの問題でもありバルセロナではシャビ・イニエ
スタ・プジョルらに囲まれた中で歯車の1つとしてプレーする事
を求められるのだが、代表では走ってボールハントする仕事は免
除されるものの王様として振る舞う王様サッカーをチームの是と
しているのでアルゼンチンのクラブでデビューしヨーロッパに移
籍したマラドーナとは育ちが違うという事になるのだろう。

 ところが最近のバルセロナは歯車の1つに過ぎなかったメッシが
代表同様に王様として振る舞うようになり、それに反比例して成績
も落ち始めたのだから評判が下がるのは当たり前。

 やはりメッシほどの選手になると周りは無意識の中でメッシに依
存する傾向が強くなっていたという事で、それゆえに今年のヨーロ
ッパチャンピオンズリーグではバイエルン・ミュンヘンに2-8の大
惨敗を喫していた。

 バルサにするとメッシの成長と共に成績も上がって行ったのだが、
メッシの衰えの時期に入った最近は優勝から遠ざかり始めているの
も満更ではないのだろう。

 もはやバルサにとって過去の実績があってもチームのシステムに
合わない選手は放出するのが常で、実績主義の日本では考えられな
い事だ。

 つまりバルサにとってもメッシにとっても潮時だったという事で、
遂に来るべき時が来たという よくある話だと思うのだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
はじめまして (ふっよ)
2020-08-29 07:59:58
世の中、うまくかみ合わないものですね。バイエルン戦の大敗がなかったらまた違った展開だったでしょうかね。
メッシにもう少しよいシナリオと願う一方、戦術的には穴あき風船みたいなものですもんね。

懐かしい映像見つけました。
96/97シーズンのマンU対フェネルバフチェです。
ベッカム、カントナ、コスタディノフ、オコチャがいます。
https://www.youtube.com/watch?v=qd17KGLiquI
 
 
 
よろしくお願いします (こーじ)
2020-08-31 22:28:26
>ふっよ様
 いらっしゃいませ、初めまして。
 
 まぁメッシほどのスーパースターは自ら納得する形で進退を決めて欲しいと思ってます。

 ベッカム・カントナ・コスタディノフにオコチャとは、やはり90年代が最もヨーロッパは輝いていたという事が分かりますよね。
 
 
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