服部勇馬、福岡国際で14年ぶり日本人優勝

服部勇馬、日本人14年ぶりV「35キロ以降の課題を克服できた」福岡国際マラソン

 今日20年東京五輪代表選考レースMGC選考会を兼ねた福岡国際
マラソンが行われ、日本の服部勇馬が2:07:27の素晴らしい
タイムで優勝しMGC出場権を獲得しただけでなく自己新記録を叩
き出したのだった。

 今大会は設楽悠太や川内優輝に中本健太郎、佐々木悟ら強豪が
出場した中でスタートから11㌔過ぎで川内が遅れ始めると12㌔で
2時間5分台の記録を持つビンセント・キプルトが足を故障し離脱
するアクシデント。

 更に17㌔過ぎにリオ五輪4位のギルメイ・ゲブレスラシエが遅
れ、更には設楽までが32㌔付近で遅れ始めるなどサバイバルレー
ス的な様相を呈して来た。

 そんな中で先頭集団は服部以外はイエマエ・ツェガエアマヌエ
ル・メセルの3人になり、36㌔過ぎに服部が集団から抜け出して
徐々に差を広げると最後は独走状態になって2時間7分台での優勝
となった。

 基本的に福岡国際マラソンは外国人ランナーの実力者が集まる
ため日本人選手の優勝というのは難しく宇佐美彰夫や瀬古利彦に
中山竹通ら日本のトップランナー達が優勝しているものの、04年
の尾方剛以来の日本人選手優勝というのが難易度の高さの証明で
大迫傑ですら昨年は3位だったのだから。

 それを考えると日本のレベルがようやく上がってきた証拠で、
東京五輪に向けて選手層も徐々に厚くなってきている気がするの
だった。

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