‘日常’が戻るまで2週間

　今日はBS日テレでジャイアンツの練習試合の録画中継がOA
されていたのだが、考えてみると2週間後にはプロ野球が開幕
するわけで3ヶ月近く遅れるものの何とか日常が戻って来る雰
囲気が出て来て嬉しいものだ。

　思えばコロナ禍で3月20日に開幕するばずのプロ野球も度々
延期され4月7日から緊急事態宣言が発令されるに至っては、今
年のプロ野球自体が中止されるのでは？と心配される中で日本
プロ野球機構は6月19日からの開幕を決めていた。

　確かに選手や観客の安全面を考慮すれば判断が難しかっただ
ろうし、ましてや今週にはジャイアンツの坂本勇人や大城卓三
が微陽性になるなど神経過敏になる事が度々あった。

　巷では緊急事態宣言こそ解除されているが東京では相変わらず
感染者が出るなど不安感が払拭されてないわけで、そんな中で開
幕するのだからプレーする選手達も不安ではあるだろうがコロナ
禍の影響で日本の社会が沈んでいる中で起爆剤になってもらいた
いと思う。

　以前も記したのだがウルトラセブンでは日常の中で密かに異星
人による侵略が行われているという設定だったが実相寺昭雄監督
作品ではプロ野球中継が聞こえて来るシーンがあり、プロ野球が
行われているという事が日常の象徴だというアイコンにもなって
いた。

　すなわちプロ野球が再開するという事は日常が戻って来る事の
象徴でもあるわけで自粛警察など嫌な存在のプレッシャーだけで
なく高校野球など学生系スポーツが次々に中止にして行く中、運
営する方々はよくぞ決断してくれたと思う。

　当然ながら試合数が減っているので球団サイドからの年俸削減
案など問題は多いし感染に関するプレッシャーもあるだろうが、
MLBのように年俸が削られる事に対する不満も表立って出さずに
一丸となって開幕に備えてくれる選手達に敬意を表したい。