最後に効いたプロメテの子達との絆 

 ウルトラマンネクサスの千樹憐編の最終EPで、これまで倒した
ビースト達がアンノンウンハンドによって合成された最強ビース
ト・イズマエルと戦うのだが当然ながら圧倒される。

 そもそも憐は細胞がアポトーシスを起こしているだけでなく、
歴戦のダメージに蝕まれており瀕死の状態なのだからイズマエル
との戦いも厳しいものがあった。

 しかも必ずといっていいほど共闘していた防衛チーム・ナイト
レーダーも搭乗するクロムチェスター4機が全てイズマエルから
撃墜されてしまい、ほぼ援護なしで戦うのだから苦戦は免れない
しイズマエルの猛攻の前に遂に力尽きて倒れ伏す。

 万策尽きたと思われた憐だがアカデミー時代の仲間・吉良沢
優から‘憐、光を信じろ’というテレパシーを受けて立ち上がるシ
ーンは大いに燃える。

 ナイトレーダーという戦友がいなくなり孤独な戦いになるはず
だった憐には、アカデミー時代の仲間がいたのが最後に出て来る。

 憐はプロメテウスプロジェクトによって生まれたのだが同じ境
遇の吉良沢優は、防衛組織TLTの作戦参謀=イラストレーターとし
て活躍していた。

 そして彼が肌身離さず持っていた貝殻はアカデミー時代に憐が
海を見るため施設を脱走するのだが、予知能力を持っていた吉良
沢は‘海に着く前に捕まる’と止めるものの海に辿り着いた証として
貝殻を渡された物。

 つまり貝殻は憐と吉良沢の絆の証になるのだが本来なら死に場
所を求めて戦っていた憐が、対イズマエル戦直前にアポトーシス
に対する特効薬・ラファエルを憐達の仲間・プロメテの子達が完
成させたという一報を受けて初めて生きるための戦いに身を投じ
る。

 そしてラファエル完成の第一報を受けながらアンノンウンハン
ドに襲撃され昏倒していた海本隼人はテレパシーで吉良沢に助け
を求めた結果、ラファエルの完成を憐に知らせる事ができたのを
見ると憐はナイトレーダーの絆だけでなくプロメテの子の絆をも
拠り所に戦っていたのが分かる。

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