松坂5回途中で降板、メジャー50勝持ち越し(読売新聞) - goo ニュース
昨日ボストンの松坂大輔がマイアミ相手に復帰3試合目の先発。
立ち上がりの1回に3失点し2回以降は3人づつで抑えたものの同点に追い
付いた直後の6回に1アウトからソロHRを打たれて降板し、メジャー通算50勝
目は今回もならなかった。
相変わらず立ち上がりに失点し追い付いてもらった直後の6回に勝ち越し
HRを打たれたのでマスゴミは不満げだが個人的には焦る必要はないと思う。
松坂が手術を受けたのが ちょうど1年前の6月で まるまる1年かけての復帰に
なっているのだが、ワシントンのスティーブン・ストラスバーグが10年8月に肘を
痛めて手術を受け11年9月に復帰しているので同じぐらいの期間をかけて
いる。
とはいえ もう少しマイナー登板で調子を上げてからと思っていたのにボストン
のチーム事情から復帰が早まった形なので、ある意味 今月はリハビリの調整
登板だと考えていた。
もともと好調な時から立ち上がりに失点し尻上がりに調子を上げるタイプなの
だから、ましてや今月一杯は立ち上がりを手探り状態で投げる事になるのは
仕方ない。
今回も とりあえず立ち上がり失点で止めているのでゲームは作っており6回に
勝ち越しHRさえ打たれずに投げ切っていれば6回3失点以内といわれるクォリ
ティスタートだったわけで合格点だったろう。
それよりも特筆したいのは2回以降完全に立ち直り5回までパーフェクトに抑え
ていた事で、勝ち越しHRを打たれた場面もカウント2-1からタイミングを外す
べく投げた球を持っていかれたわけだから悔やまれるのはココだけ。
そもそもボストン打線は松坂が復帰した2試合とも相手投手から無得点に抑え
られており、誰が投げても勝つ事はできなかったのだ。
どうしても日本のマスゴミは投手に責任を押し付ける傾向が強いので6回
3失点以内に抑えても味方の援護がなければ‘先に点をやった方が悪い’と
なりがちだが、MLBの常識では同じ状況なら100%打線の責任であって投手の
責任ではないという価値観で動いている。
だから松坂が少なくとも5試合目までに目標とするべきは復帰初勝利のMLB
通算50勝目ではなく、まず6回を3失点以内に抑えるクォリティスタートを達成し
積み上げていく事ではないだろうか。
そしてクォリティスタートを積み上げていけば自ずと勝ちは付いて来るのだから
‘魔の初回’などとネガティブ報道をする無知で無責任なマスゴミの戯言に惑わ
される事がないようにするべきだろう。
シーズンは長いので故障の再発さえなければMLB50勝目など通過点に過ぎ
ないのだから、焦る必要はない。