巨大ヒーローは腕が命

 ミラーマンの28話でインベーダーの挑発を受け殺し屋怪獣・キーラゴンと戦った
ものの大苦戦しエネルギー時限爆弾が作動しかねない状態に追い込まれ、辛う
じてジャンボフェニックスの援護で虎口を脱出したのだがボロボロにされて
しまった最大の理由は右腕の負傷。


 右手の負傷によって必殺武器であるミラーナイフやスライサーにシルバー
クロスまで使えなくなったわけで、考えてみると いずれの必殺技も腕を振るう
アクションで発射するものだから右腕にダメージを被ると発射するアクションを
やりづらい。


 発射アクションを負傷した腕に負担をかけないようにやれば当然ながら敵から
予測されて命中率も低くなるし、アクションをやっている間に隙ができて狙われる
可能性の方が高くなるのは当然だから腕の負傷というのは思った以上にハンデ
を背負い込む事になるのが分かる。


 思えば円谷ヒーローの特徴である光線技はスペシウム光線以来 腕から発射
されるものが多く(エメリウム光線は額のビームランプから発射されるが腕で
アクションを起こさないといけない)腕を負傷すると瞬間的に使いづらいだろう。


 ウルトラ兄弟やミラーマンらの円谷ヒーローだけでなくスペクトルマンもスペク
トルフラッシュやスライスにギムレットといった必殺技が腕を使うという事で、
ゴリがスペクトルマンの腕を狙うというEPがあった。


 ちなみに窮地に陥ったミラーマンはレオキックの原型である蹴り足が赤く発光
して直撃ポイントを切断するミラーキックでキーラゴンを倒すのだが、他のヒー
ローで腕や腕を使ったアクションを行わない技といえばジャンボーグAのヘディ
ングクラッシャーぐらいだろうか。


 それを考えると光線技を使う巨大ヒーローは腕が命という事だろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ミラーマンは光線技が命です (柴田真紀)
2012-06-24 00:24:51
一番、キック技が似合わないと思っていたヒーローが、
ミラクルキック(ミラーキック)を使うからなぁ~。
SGMにしたって、いきなり理科系から体育会系への転換って感じで、あの時期の『ミラーマン』は、凄まじいテコ入れやりましたよねー。
結果的に、視聴率が持ち直すワケだから、あながちあの転換も、間違っていなかったことになるし、何だかなぁ~。
ジャンボフェニクスは好きだし、『ジャンボーグ』以降への参戦も嫌いじゃないんだけど、やっぱり最初のムードでやって欲しかったような気がします。
 
 
 
同感です (こーじ)
2012-06-24 22:10:09
>柴田真紀様
 私もミラーマンは肉弾戦が似合わないヒーローだと思っていたのでミラーキックには意外でしたよ。

 結果的には視聴率持ち直しには成功したものの、SGMなどの初期のよさがなくなってしまったのが一番残念ですよね。
 
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