「松坂超え」、破格の大型契約=期待は早くもエース級―ダルビッシュ(時事通信) - goo ニュース
今朝のニュースでダルビッシュ有がポスティングでテキサス移籍が決まったと
いうニュースが流れた。
交渉期限ギリギリで成立なかったため例によって無知なマスゴミは‘交渉
難航’などと不安を煽るような報道だったが、松坂大輔の時の例のように海外
では交渉期限ギリギリまで互いに有利な条件を引き出すための駆け引きが
あるので交渉成立は楽観視していた。
これで移籍先が流動的な松井秀喜とNYヤンキースとのポスティング交渉が
不調に終わりライオンズ残留が決まった中島裕之以外の移籍先が決まり、今
シーズンのMLBも大いに楽しめそうだ。
それにしてもダルビッシュこそ交渉が難航したものの和田毅や岩隈久志らの
契約はすんなり行ったのに対し、野手は中島が契約破談になったり青木も公開
練習までやってようやくの入団と ここに来てMLBサイドの日本人選手評価が
投手と野手では全く違うのが鮮明になった。
20年程前に‘子供の頃からエースで4番’という歌があったように日本では
最も運動神経のいい才能のある者を投手にするのに対し、アメリカをはじめ
ドミニカやキューバなどの中南米諸国ではショートが花形ポジション。
そういう認識をMLB側が理解したからこそ最も才能がある者が就く投手には
評価が高く、野手の評価は抑え込まれるのだろう。
外野手の場合はイチローや松井秀喜らが活躍している実績があるにも拘らず
スワローズからポスティング移籍を表明した青木宣親が実力を見定めるための
公開練習まで行ったというのも日本人野手に対する評価の低さの表れで、マス
ゴミは屈辱などと言うが日本に駐在スカウトを置いてないミルウォーキーなら
仕方ないし大金を出して獲得するならば当然だと思う。
内野手になると日本では‘俊敏さ’を要求されるため巧打者はいても強打者が
少ないし広島以外は内野に天然芝のない球場ばかりでプレーしていたため、
天然芝を内野にも敷いた国際基準の球場での守りにアジャストできるかどうかが
試されるわけだ。
つまり‘泥にまみれた特守’と称してせっかく敷かれた芝を剥いで個人ノックを
してもMLBで活躍できる内野手は育たないという事だが、日本では それを賞賛
しても批判がないのも異様である。
中島がNYヤンキースで控えの評価しか得られなかったのも高卒で人工芝での
キャリアしかなければ彼らが懐疑的になるのも当然だし、天然芝へのアジャスト
力に目をつぶってでも起用されるなら中村剛也クラスの打力がなければNY
ヤンキースでのレギュラーの保障はないだろう。
昨年導入された統一球のおかげで打球が飛ばなくなったため日本で‘ホームラン
を打てる功打者’が飛ぶボールの恩恵を受けていたというのがハッキリし、本当の
強打者でなければホームランは打てないという事が判明した。
今回の投手の評価は高いが野手の評価は低いという図式は日本の野球が
‘投手におんぶに抱っこ’というMLB側からすれば歪んだ価値観で行われている
という事になると思うのだ。