今から40年前の昨日74年3月17日からマジンガーZに登場し始め
たのがミケーネ帝国の先遣隊長のゴーゴン大公だ。
ギリシャ神話に登場するケンタウルスのような上半身は人間だが下
半身は虎という これまでにない強烈なキャラクターで、鳴門海峡の渦
潮の下に基地を構えて妖機械獣を使ってドクターヘルの地下帝国に協力
する。
特にミケーネ帝国が参戦した最初の妖機械獣グシオスβⅢは溶解光線
でマジンガーZを操縦するホバーパイルダーを熔解させてしまうなど、
かなり強く視聴者にも かつてない強敵というインパクトを残した。
マジンガーZの場合は当初 空を飛べないという弱点があったのだが
34話でジェットスクランダーを装着する事で弱点を克服したのに対し、
39話から空中要塞グ―ルに搭乗し鉄十字軍団を率いるブロッケン伯爵が
登場するなど敵方もパワーアップをしていた。
そして新たな敵ゴーゴン大公を先遣隊とするミケーネ帝国が登場する
事により、マジンガーZサイドも再起不能となったホバーパイルダーから
ジェットパイルダーに変わるなど進化し続け最終的には次回作である
グレートマジンガーへの布石にもなるのだった。
こういう互いにパワーアップしていくストーリーこそがマジンガーZ最大
の魅力だろう。