大阪桐蔭が2回戦へ=八戸学院光星、常総学院も―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース
今日から選抜高校野球が開幕。
初日の注目カードは第2試合の大阪桐蔭-東海大菅生戦で、夏春
連覇を目指す桐蔭に対し東京大会を制した菅生が挑むがエースの
勝俣が桐蔭打線をどこまで抑えられるか?
第1試合は九州王者で選抜では初戦負けなしの九州学院と昨夏
ベスト8の八戸学院光星が対戦。
両校は00年夏に対戦して光星が勝っており2度目の対戦だが、
地方大会では強いものの甲子園では今ひとつ勝てない九州学院と
地方大会では今ひとつでも甲子園に出ると強い光星という対照
的なチームの対決。
第3試合は中国&四国地区5番目の代表に選出された米子北が
常連校の常総学院にどこまで食い下がれるか。
第1試合:九州学院 2-9 八戸学院光星
立ち上がり光星は1アウトから死球で出た2番が牽制で刺された
のに対し九学は四球で出塁した1番を2番が送り3番のタイムリーで
返して先制するなど九学のペースで試合は始まる。
ところが4回に光星は2番がヒットで出塁すると3番のバント処理
ミスに四球で満塁から犠牲フライで追い付き、2アウト2・3塁から
暴投で勝ち越す。
以後7回まで両校ともランナーを出しながら凌いでいたが8回に
光星が3番&5番のヒットで1アウト1・3塁から5番のレフト前の打球を
ダイビングキャッチに行ったレフトが逸らして3ベースにする間に
2者が返り勝負あり。
更に光星は四死球と2本の2ベースにエラーを絡めてこの回一気に
7点を挙げる。
九学は2回以降中川に2アウトからのランナーばかりに抑えられ
8回にようやく3安打を集めて1点を返したのみ。
伊勢が出した8つの四死球というのが明暗を分けたが正直言って
甲子園常連の光星のデータすら全く調べず、出たとこ勝負で臨んだ
九学に勝つ資格はなかったというのが実情だろう。
第2試合:大阪桐蔭 8-0 東海大菅生
1回に桐蔭は1アウトから四死球でチャンスを作ると2アウト後5番の
タイムリーで先制し満塁から7番が選んで押し出しで2点を先取。
更に3回には四球で出た4番を5番の3ベースで返すと更に3ベース&
2ベースとタイムリーで3点を挙げ、4回にも2番&4番の連続2ベースで
6-0として勝俣をKOし勝負を決めた。
桐蔭の田中は1回に1アウトから2番のヒットと四球で2アウト1・2塁
のピンチを凌ぐと、2回以降はピンチらしいピンチもなく9回を4安打
2四死球に抑えて楽々完封となった。
終わってみれば桐蔭打線の迫力に勝俣が飲まれた形で、3回までに
出した5つの四死球が命取りとなった。
第3試合:常総学院 14-1 米子北
1回に米子は1番がヒットで出塁するとエラーとバントで1アウト
2・3塁から2アウト後5番の四球で満塁にするが得点なし。
直後の2回に常総は5番のHRで先制すると3回に暴投で追加点を挙げ
更に4回にも2アウトから1番のヒットと盗塁にエラーやタイムリーを
絡めて4-0と大きくリードを広げる。
米子は1番が4安打1死球で全打席出塁と気を吐いたものの4番から
6番までがノーヒットに抑えられ打線が繋がらず、8回に1番&2番の
連続長打で0-12から1点を返すのが精一杯で1番&2番だけで10盗塁を
含む13盗塁を記録した常総の前に完敗。
初日の3試合は一昨年夏まで出場経験のある3校が完勝という形に
なったのだが、それだけ甲子園キャリアというのが大きいという事
だろう。