07夏の甲子園、第4日

　今日の結果

1：創価3－1愛工大名電
　1回で勝負が決まった。
　表の名電は先頭打者がヒットで出塁し2盗するが、後続を
絶たれ無得点。その裏創価は高須の制球難に付け込み連続
四球、一旦内野フライでゲッツーで2アウト1塁になるが直後
に討ち取った打球が内野安打になる。
　ここで連続四球で押し出し、更に2点タイムリーが出て3－0
となる。
　2回以降は名電の継投の前に創価は1安打。
　名電は5回にノーアウト2塁、6回に2アウト1,2塁のチャンス
を生かせず、7回にようやく2アウト2塁で3ベースが出て3－1。
　これで名電が勢いに乗るかと思われたが、8回と9回を3人
づつで終わり創価が逃げ切った。
　どうも夏の名電はピリッとしない、これで平成に入って夏は
勝ち星なしである。
　
2:大垣日大2－1金足農
　選抜準優勝の大垣日大が登場。
　2回にHRで先制するが、毎回ランナーを出しながら点が取れ
ない。4回に大林の打球が金農先発の高橋を直撃し退場するアク
シデントがありながら付け込めない。　
　金農も5回まで2回以外はランナーを出しながら得点できず。
　4回に3ベースと内野安打でノーアウト1,3塁からスクイズ空振
りのダブルスチールが決まり1－1に。
　膠着状態で迎えた8回に先頭打者が歩いて盗塁失敗。直後に2
ベースで出たランナーを2アウトから還し、ようやく2－1で大垣が
勝ち越し逃げ切った。
　それにしても秋田県勢は、ツイてない。
　一昨年も秋田商のエースが送球を顔面に受けて退場しているし
今年もエースが打球を受けて途中退場している。

3：東福岡4－3桜井
　3回に東福岡が2アウト3塁からタイムリーで先制すると、4回に
桜井も3ベースとタイムリーを含めて3安打を集中し逆転。
　更に2アウト2塁で3盗を企てキャッチャーからの悪送球で3－1。
　4回以降立ち直った上島に東福岡はノーヒットに抑えられ敗色
濃厚になったが、7回に肉離れで交代。
　それでも替った長川原の伸びのある速球の前に抑えられて迎えた
9回に2安打と詰まったピッチャーゴロで2アウト2,3塁から7番の
熊谷がセンターに打ち返し遂に同点。
　延長11回裏にヒットと四球、バントエラーでノーアウト満塁から
押し出しで東福岡サヨナラ勝ち。
　とはいえ東福岡はミスが多く、相手エースのアクシデントがなけ
れば勝てたかはなはだ怪しい。

4:広陵5－4駒大苫小牧
　今日の目玉のカード。
　2回に2アウト3塁から連打で駒苫が2点先行。
　5回に広陵が犠牲フライで1点を返すが、その裏に駒苫も2アウト
からの3連打で3－1とする。
　6回に広陵は1アウト2,3塁でタイムリーが出るが、2塁ランナーは
ホームでタッチアウトで同点ならず。
　最終回に先頭の上本がヒットで出塁するとボークと暴投でノーア
ウト1,3塁。ここで2者凡退するが6番・山下のショートへのタイム
リーで遂に同点、更に林の2塁への内野安打で2塁ランナーが3塁を
オーバーランし、刺そうとしたキャッチャーからの送球が逸れて1塁
ランナーまで還り5－3と逆転した。
　その裏2アウトから2ベースと暴投で1点差にするが、三振で試合終
了。最後まで息の抜けない好試合だった。
　第3試合の土壇場での逆転劇があった流れが、続いているとしか
思えない展開だった。
　敗れたとはいえ駒苫の実力は大したものだった。
　敗れてなお強しとは、この事である。

　明日の予想

1青森山田ー報徳学園・選抜初戦敗退の報徳のリベンジなるか？
　　　　　　　　　　　力的には、ほぼ互角。

2聖光学院ー岩国・甲子園キャリアで聖光有利か。

3長崎日大ー星稜・沖縄勢初の優勝監督・金城監督の手腕がどこ
　　　　　　　　　まで浸透しているか？
　　　　　　　　　星稜は甲子園ブランクがどう出るか？