渡辺元智・横浜高校監督退任表明に思う

鮮烈な記憶、松坂と春夏連覇=横浜の渡辺監督、70歳で勇退―高校野球(時事通信) - goo ニュース

 横浜高校の監督として春3度、夏2度の甲子園優勝を飾り通算で
51勝を上げた渡辺元智氏が今年の夏限りで退任する事が発表され
大きな反響を呼んでいる。

 70歳という高齢や体調不良という理由らしいが、51年にわたり
監督を務めていたのだから凄い事だし お疲れ様と言いたい。

 個人的に横浜を知ったのは関東三羽烏の1人・永川英植を擁して
73年に初優勝を飾った時で小倉商との初戦で2-2の延長13回に
長崎誠のサヨナラ満塁HRで勝って勢いに乗り、決勝では江川
卓を攻略した広島商に1-1の延長11回に決勝2ランで勝っての
優勝で要所でHRが出て勝つというのは当時の高校野球では珍し
かったのだ。

 次に出場したのが1年生の愛甲猛や安西健二を擁して出場した
78年夏で、この時も3回戦で県岐阜商に敗れたものの初戦の徳島
商相手にHR2本を浴びせ10-2で粉砕している。

 その2人が3年になった80年夏に夏初優勝を飾るのだが以降は
98年に松坂大輔を擁したスーパーチームで春夏連覇を果たすまで
春夏併せて7回の甲子園出場し、89年や93&94年など優勝候補に
上げられながら取りこぼすなど‘ここ一番で勝てない大型チーム’
というイメージもあったのだ。

 ただ逆に言えば桑田&清原を擁していた頃のPLのように大人気
ないぐらいに強いチームよりも、取りこぼしがある横浜の方が
人間味があって楽しかったのも事実。

 考えてみれば平成も27年に入っているのだから昭和からの甲子
園常連校の名物監督も高齢になっているわけで、体力的な面から
退任される世代交代の時期ではあるから渡辺氏の退任も時代の
流れではある。

 ベテラン監督達の退任は寂しいが日本野球の更なる進化のため
には仕方ない事だろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (imapon)
2015-05-15 23:31:35
こーじさん、こんばんは。
51年間というのは本当にとてつもないですね。
73年の選抜優勝時はまだまだ若かったわけで、監督の印象というのはほとんどありませんでした。

ところで、この年のサヨナラ満塁本塁打は長崎誠選手ですね。大洋等で活躍した長崎慶一氏は大阪の北陽-法大ですね。
 
 
 
チェックありがとうございます (こーじ)
2015-05-16 23:11:22
>imapon様
 チェックありがとうございます。
 長崎慶一は大洋や阪神の選手でしたね。

 さっそく書き直しましたよ。

 渡辺監督の名前がメジャーになったのは、やはり松坂の時からでしょうかね。

 73年や80年の優勝の頃は そこまで名高くなかったような気がします。
 
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