ウルトラマンネクサスに登場する闇の巨人ダーク・メフィストに
変身する溝呂木眞也は、当初ナイトレーダーの副隊長として和倉隊
長を凌ぐ能力を持っていた。
そして溝呂木は後の副隊長である西条凪に対し異常なまでに目を
かけていた事がガルベロス編で語られているのだが、考えてみれば
溝呂木と凪に凪と孤門というコンビは共にデュナミスト同志という
事になる。
とりあえずコンビ決めは和倉隊長の範疇で副隊長が新人隊員の教
育係という事情もあるわけでだろうが、意外に孤門と詩織や孤門と
石堀のコンビは少ない。
詩織とは孤門が入隊直後に射撃訓練をしているシーンがあるぐら
いだし、石堀とはバグバズン編とノスフェル編でコンビを組んだも
のの特にノスフェル編では孤門のミスで石堀がケガをするなど上手
く行ってないのも事実。
やはり新人の場合はミスをする可能性があるわけだからフォロー
するのは実戦では射撃の名手である詩織より副隊長の方が適任だろ
うし、孤門は溝呂木が行方不明になって欠員ができたために入隊し
た形だから溝呂木が凪を鍛えたように凪が孤門を鍛えたのかもしれ
ない。
つまりナイトレーダーの中でも溝呂木―凪―孤門という系譜が
でき、これらは全てデュナミストだった事になる。
結果的に凪はデュナミストとして最終的に溝呂木同様、闇に囚わ
れる事になるわけだが凪を救い出すのが凪から鍛えられた孤門だっ
たというのも面白い展開ではないか。