桐蔭学園、史上9校目の大会連覇


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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20210109-0153

 高校ラグビー第100回記念大会の決勝が今日、花園ラグビー場で行
われ前回優勝の桐蔭学園が京都成章に32-15で快勝し史上9回目の2
年連続優勝を果たした。

 試合前の予想は前回優勝という高い経験値を持ちスピードとパワー
に勝る桐蔭に対し、準決勝で東福岡に勝った京都成章が持ち味のピラ
ニアタックルといわれる素早い集散でどこまで食い下がれるかという
のが最大の見どころの一戦。

 前半風上に立った桐蔭はPGで先制された後にT&Cで逆転するとPG
で10-3とするのだが、終了間際に京都もT&Gを決めて10-10で前半
を終える。

 ところが後半開始早々に京都のパスミスを拾って桐蔭がT&Cを決め
勝ち越すと更にTを挙げて突き放し、更にはPGまで決めて15分間で2
ポゼッション以上の差をつける。

 こうなると余裕の桐蔭は1T&Cを追加し終了間際に京都が1Tを返す
ものの、危なげなく逃げ切って神奈川県勢としては93年&94年度の
相模台工以来の連覇を達成したのだった。

 正直言って前半風上を取った桐蔭がノックオンをはじめとしたミ
スが思った以上に出た末に何とかリードはしたものの、終了間際に
追い付かれるなど流れ的には後半風上に立つ京都に勝つチャンスが
とも思われたのだが準決勝同様に後半しっかり立て直すのはさすが
だった。

 特に後半桐蔭のキックオフで敵陣に攻め込みターンオーバーされ
たものの京都の自陣からのパスミスを拾って挙げた勝ち越しトライ
で流れを掴むと、更に立て続けにトライをたたみかけるなど勝負の
ポイントを見逃さない姿勢はさすがだった。

 こうして見ると桐蔭の持つ引き出しの多さとアジャスト力が後半
見事に炸裂したという事になるのだろうし、京都にしてみると前半
同点で終えたものの思った以上に消耗しており有利と見られた後半
開始5分までに2トライを取られて心を折られたというところだろう。

 今大会は100回記念大会という事でAシードの東海大仰星以外は6
試合を戦わなければいけない厳しいレギュレーションだったが、引
き出しの多さという武器を持つ桐蔭が初の6勝しての優勝を勝ち取
ったのは見事。

 とはいえ桐蔭は00年台半ばから東の横綱といわれ毎年上位に進出
していたし05年に初めて決勝に進出して以来6度の決勝進出するも、
10年度の引き分け優勝以外は東福岡や東海大仰星&大阪桐蔭ら大阪
勢の前に苦杯を喫し続けて来た。

 それが昨年度の初優勝により遂に壁を破ったわけで、それまでの
負けの経験が報われた形になったといえよう。

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