嗚呼!エドウィン・バレロ

妻刺殺逮捕後に…バレロ獄中首つり自殺(日刊スポーツ) - goo ニュース

 かつて日本の帝拳ジムに所属していた元WBAのSフェザー級&WBCライト
級王者のエドウィン・バレロが妻を殺害して逮捕されただけでなく、刑務所
内で首吊り自殺をしたというニュースが飛び込できた。

 27戦27勝全KO勝ちというパーフェクトレコードを誇るバレロが私生活では
3月に奥さんを殴打して肺を破裂させる家庭内暴力で身柄を拘束されていた
という。

 その末の悲劇でもあった。

 バレロを最初に見たのは06年3月に現WBCバンタム級王者の長谷川
穂積が前王者のウィラポンを9Rで倒した日に同じリングでデビュー以来
18戦連続 1RKOを続けていた選手という触れ込みで見たが、凄まじい
パワーによるKO シーンが印象的だった。

  8月に世界王者になり、07年の1月に行われた初防衛戦でも1RでKO勝ち
するのを見たら‘ラスベガスあたりのビッグマッチが楽しみ’と思うように
なっていたものだ。

  当時 専門誌のインタビューでは家族揃って仲睦まじく写っていたし、
バレロが‘日本は治安がいいので安心して子育てができる’などという
コメントもあった。
 それが08年6月の嶋田雄大相手の防衛戦を最後に日本のリングを離れて
いたので‘何かトラブルでもあったのか?’と思っていたら、ほどなくして帝拳
が契約を解除という話を聞き残念に思っていた。

 とはいえベネズェラに戻ってからは胸に国旗と反米で有名なチャベス大
統領の顔のタトゥを入れるなど‘大丈夫か・・・・’と思っていたがリングでは
09年4月にWBCのライト級王者になって2階級制覇に成功したのでバレロ
健在と安心し、マニー・パッキャオ戦の噂なども真実味を帯びてきた矢先に
酔っ払っての暴行事件で逮捕されるなど私生活の乱れに一抹の不安を
持っていた。

 それが今年の3月に奥さんを殴打して身柄を拘束された末に、とうとう奥
さんを殺害するとは・・・・

 やはりアルコールやドラッグの影響で善悪の冷静な判断ができなくなって
いたとしか思えない。
 厳しいようだが有り余る才能を持ちながら自らに負けたという事だろう。

 バレロをリアルタイムで見られた幸運に感謝したいが、あまりにも悲惨な
最期には言葉もない。  

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
惨い最期 (猫なべ)
2010-04-21 22:22:15
こんばんは、こーじさん

バレロは本当に残念な亡くなり方でしたね。
なにせ、妻を殺めただけでなく、自分の命まで絶ってしまうのですから・・・
日本とは縁があるボクサーなだけに、少なからぬ衝撃がありますね。

たしか帝拳が契約を打ち切ったのも
チャベス大統領の刺青が背景だったと聞いた事があります。
ビッグマッチが期待されただけに、自らの破滅で好機を潰した印象がありますね。

バレロは同門かつ同郷のリナレスとは、何から何まで対照的でした。

夫人も含めて惨い最期でしたが、心よりご冥福をお祈り致します。
 
 
 
まったく残念です (こーじ)
2010-04-22 23:37:33
>猫なべ様
 専門誌では家族思いのいい父親という感じでしたが
裏では とんでもないオヤジだったわけですね。
 そうでないと天下の帝拳が手離さないので、よほどの事だったのだろうとは思ってましたけどね。

 そういう意味ではリナレスは全然違いますね。
 リナレスにはバレロの分も頑張って欲しいものです。
 
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