WBC2次リーグから1年 Vol１

　昨年の今日からWBCの2次リーグが始まった。
　意外にも開催国のアメリカが2位通過だったので初戦が対
アメリカとなった。　
　私に言わせるとこれは願ったり適ったりだった。
　というのもSファイナルは同じグループの1,2位対決になる
のでアメリカが1位抜けする可能性が高いのだから初戦は落と
してもいい、Sファイナルで勝てばいいのだから。
　そしてメキシコと1次リーグで苦杯を舐めた韓国に連勝すれ
ば2位通過できる。開催国のアメリカに連勝するのは大変な事
で1勝1敗が現実的、レギュラーシーズンで3連戦を2－1で勝ち
越す時に初戦を落として連勝するのが最もチームに勢いがつく
のでこれが理想的だ。
　一応5:00に早起きしてTVを点けるとピービから1回にいきな
りイチローが先頭打者HRを放ち先制する。2回には2アウト2,3
塁から川崎の2点タイムリーで3－0。
　上原は5回まで毎回のように計7本のヒットを打たれながら、
失点は２回にCジョーンズのソロの1点のみに抑える。こういう
展開はアメリカにとってなまじっかヒットが出ているだけに辛
いものだ。
　‘これはいけるかも’と思っていたら6回から登板した清水が
MLB仕様のボールが合わないのかCジョーンズを歩かせボークで
2進させた直後にリーから同点2ランを浴びた。
　3－3で迎えた8回に西岡のヒットから松中、福留が歩いて1ア
ウト満塁から岩村のレフトフライで西岡が還り勝ち越しと思わ
れた直後に主審のBデービッドソンが‘離塁が早い’という事で
勝ち越し点が取り消されるという後味の悪い結果に。
　9回に藤川が2アウト満塁からAロッドに打たれてサヨナラ負け
を喫したため、余計に悔しい結果となった。
　ただ私の考えはこの1敗でスイッチが入りチームが１つにまと
まるのではないかと思った。もっともメキシコと韓国には絶対に
勝たないといけなくなったが、韓国に連敗はまず考えられない。
こう考えると1次リーグの逆転負けはある意味チームにカツを入
れる事になると思っていたのだ。
そして中1日置いてのメキシコ戦が大一番になると思われていた。
　ところが日本戦の後に行われた韓国ーメキシコは韓国が勝って
更に14日にはアメリカにも韓国は勝ってしまったのだ。
　少しばかり計画が狂ってきた。