決勝は帝京大と筑波大=全国大学ラグビー(時事通信) - goo ニュース
ラグビーの大学選手権準決勝が今日 秩父宮ラグビー場で行われ、
第1試合は筑波が東海に3-16から残り10分で逆転勝ちすると第2試合
では帝京が慶應に53-10で快勝し10日の決勝に進んだ。
前半0-13から残り10分で2T&2Cで逆転勝ちした筑波の粘りは見事
だったし、慶應も対抗戦の0-48から前半一時は10-19まで迫る健闘
を見せるなど面白い試合を見せてくれたのだが最大の問題は秩父
宮が満杯になってない事。
ご存知のように20年東京五輪に向けて国立競技場の解体工事に
入っているため今年のベスト4は秩父宮ラグビー場開催だった。
90年代前半まで国立に5万前後の観客を集めて行われていた大学
選手権だが21世紀に入ると一気に観客数は激減し、特に11年度は
ベスト4の顔ぶれが帝京-筑波に天理-関東学院と早稲田・明治・
慶應の3校が残れなかった事もあり国立競技場が閑散とした入りで
ガッカリしたのを覚えている。
今年度は早稲田と明治がベスト4に残れず慶應が辛うじて残った
のだが会場が25000近い秩父宮開催だから満杯か、悪くてもメイン
&バックスタンドは満杯になって欲しいと思っていた。
ところがバックスタンドの1部が慶應が登場する第2試合の時でも
満杯にならず、国立だったら悲惨な入りだと感じたのだった。
古くからのラグビー愛好家にしてみれば観客の多寡は関係ない
という考えもあるが今年はラグビーW杯イヤーだし、自国開催の
W杯まで4年しかない時期に最も観客を集められるコンテンツで
ある大学選手権がコレではラグビー人気復活にはほど遠い。
3年前にも記したのだが、あまりにも早慶明などの大学人気に
頼り切ったやり方のツケが未だに深刻であるという事だろう。