ウルトラマンキング最大の活躍EPだが

　今から40年前の今日OAされたウルトラマンレオの39話でウルトラ
兄弟に対し、ババルウ星人が化けた にせアストラが向けていたウル
トラキーをウルトラマンキングが光線で真っ二つに割り‘キーなど
問題ではない’と一喝する場面があった。

　ウルトラキーはウルトラの星を制御するアイテムと同時に星を
1つ破壊できるだけの武器としても使えるわけで、これを にせ
アストラがウルトラ兄弟に向けている時にウルトラマンキングが
破壊したためウルトラの星が地球と衝突しそうになってしまう。

　にせアストラはキングの洗礼光線によりババルウ星人の正体を
現すのだが、考えてみれば そういう光線を持っているのならば
にせアストラの正体を暴く方が先ではないか。

　それを いきなり光線を使ってウルトラキーを破壊し‘キーなど
問題ではない’と言うのは順序が逆である。

　とりあえずウルトラマンキングはウルトラ族伝説の超人でプラ
ズマスパークの建設などにも尽力したといわれるし、ウルトラ兄
弟のM78星雲だけでなくレオの故郷であるL77星でも伝説といわ
れる存在だ。

　ババルウ星人は にせアストラに化けてウルトラ兄弟に勝って
いるしレオとアストラの兄弟とも互角に戦う実力者なのだが、
‘いつでも倒せる’的な言い方をするぐらいだからキングの実力
は凄いものがある。

　ウルトラの父はウルトラ兄弟のトップ的な感じではあるがレオ
とは関係がないし長旅で疲れていたという事情があるにせよヒッ
ポリト星人から敗れているのを考えると、ウルトラ兄弟とレオ兄
弟の橋渡し役としては最適ではある。

　とはいえ先述したように先に正体を暴いて・・・とやれば問題ない
のだろうが、エースの妖ゴラン編とゴルゴダ編を足した要素の年を
またいでの超大作という大人の事情があるので仕方ないかもしれ
ない。