2シーズン制反対は私の投稿の原点

　早いもので私が読売新聞の地域に貢献した人や団体が表彰される
候補者として地方版に紹介されてから今日で1ヶ月経つのだが、お
客さんや中学&高校時代の恩師達ら多くの人達から喜んでもらえて
凄く嬉しかった。

　さて私の名前が初めて新聞に掲載されたのは今から43年前の江川
卓がクラウンライター・ライオンズ入団拒否の頃「江川の進路は？」
という電話世論調査に、社会人野球でプレーするのも選択肢の一つ
ではないかと言った意見だった。

　そして次に投稿してスポーツ紙に掲載されたのが今から40年前の
秋に、二者択一の意見コーナーの中でパ・リーグの前後期制の是非
についての意見。

　当時のパ・リーグは73年から82年まで年間130試合を前後期に分
けて行い、前期と後期の優勝チームが違う場合は最大5試合で先に
3勝したチームが勝ち抜けるプレーオフが行われていた。

　そこで当時の私が投稿したのが
「ぼくはパ・リーグの1シーズン制復活に大賛成だ。
　今のパ・リーグは各チームの実力が接近し、ダンゴレースが期待
できるからだ。
　今シーズンは前期はロッテがようやく逃げ込んだのだが1シーズン
制ならもっと切迫した展開になっていただろう。
　それに2シーズン制では前期優勝したチームが後期は手を抜く傾向
があるので、これでは後期の優勝争いの興味が半減されてしまう。
　実力が接近した今、ペナントレースをより面白くするためにも1シ
ーズン制に戻すべきだと思う」というもの。

　もともとパ・リーグは60年代後半から70年台前半までブレーブス
が断然強かったので開幕から独走されてレギュラーシーズンが面白
くなくなっていたためできたと言われているのだが、導入初年度の
73年は前期で混戦の中で優勝したホークスが後期はブレーブス相手
に1分12敗と大惨敗したのにプレーオフでは3勝2敗で勝ってリーグ
優勝し前後期制の問題点を露わにしていた。

　そんな事があったので今でも前後期制には反対だし、Jリーグの2
シーズン制にも反対していたわけで2シーズン制反対は私の原点に
なっているのだ。