‘金八先生’とウルトラ

 今日BS-11でOAされた帰ってきたウルトラマンの48話:地球いただきます
には人間をな怠け者にしてしまう放射能を撒き散らすヤメタランスという怪獣
が登場し、市井の人々やMATまでが感染し任務を途中で放り出すという
シーンが出てきた。 

 硬い話が多かった帰ってきたウルトラマンだが、このEPは珍しくギャグ編で
ある。

 以外にも、このEPの脚本は3年B組金八先生の作者・小山内美江子
なのだ。

 小山内美江子がウルトラを担当するのは実は2度目。

 最初はウルトラQの放送最終回にあたる28話の あけてくれ。

 現実逃避に憧れる冴えないサラリーマン・沢村は偶然異次元列車に乗り
込んでしまい・・・・という内容だったが、子供には難解なため最初のOAは
中止となり再放送で日の目を見たという作品だ。

 会社や家庭で繰り返される日常から逃避したいと考えていた沢村が実際に
異次元列車に乗り込んでしまうと現実世界に未練があるという内容だった。  

 そして今回の地球いただきますはギャグ編にはなっているが、カネゴンの
繭同様 現実社会を風刺した内容で そういう意味ではウルトラQの趣だ。

 ‘怠け者の少年・勝以外は放射能を浴びて怠けるようになり そのおかげで
空気はきれいになり交通事故もなくなった’という描写は実相寺監督脚本の
ウルトラ特攻大作戦で台風怪獣バリケーンのおかげで空気はきれいになった
というのと似たようなものがある。

 あけてくれと地球いただきますの共通のテーマは日常生活に嫌気がさした
男が主役だという事で勝も沢村も会社や学校で怒られてばかりいるのも
特徴だろうし 2作品とも全体の中で非常にインパクトの強い作品だ。  

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