ヒーローは甘党が好ましい？

　ウルトラマンガイアEP31・呪いの眼では、劇中で我夢がパフェを5つほど食
べながら更に2つばかり注文していた。
　同席したジョージが‘よく そんなに入るわね’と感心するほどの食べっぷり。

　我夢に言わせると‘ここのところの任務で体が求める’ との事。
　我夢が酒を飲んでいるシーンは見かけないし、これだけパフェを食べると
いう事は かなりの甘党だという事だろう。

　そういえば以前‘おはぎ好きのヒーロー’として郷秀樹を取り上げた事が
あった。
　郷は坂田アキ手作りの おはぎが大好物だったのだ。

　円谷作品で意外な甘党といえば怪奇大作戦の主役・牧史郎を思い出す。　SRIの女性隊員・小川さおりと‘お汁粉の美味しい店’に行くのだが、牧は
自分が2杯食べるような顔をして‘お汁粉3つ’ と注文する。
‘ありがとう牧さん、私のために3杯取ってくれるのね’とさおりが喜ぶと
‘いいえ、僕が2杯いただくんです’と牧は答えていた。

　ゴーゴーでウィスキーをあおったり、コーヒーを愛飲している牧が汁粉
好きだったとは意外だった。

　考えてみると子供向け番組の主役が酒好きというのは あまり好ましく
ないのかもしれない。
　酒好き＝甘い物はダメという傾向なら なおさらである。

 　甘党の方が子供達にも親近感が沸くというのもあるだろう。
　そういう意味でもヒーローが甘党だという方が、いろんな面からも都合が
いいのかもしれない。