キックベース筑豊大会優勝を振り返る・前編

 私にとって今年最大の思い出の1つとしてキックベース筑豊大会
での初優勝がある。

 11年にキックベースの責任者になって8年目、14年に筑豊大会に
出場し始めてから5年目にしての初優勝だったわけで田川地区から
の優勝は12年の大浦以来という事になるらしい。

 そこで2回にわたって筑豊大会を振り返るのだが市の大会と筑豊
の決勝戦のスコアは市の大会が16-5で、筑豊は13-1と共に圧勝
だから‘後藤寺本当に強い’と言われるものの個人的には車の運転で
ヒヤリ運転をした後に‘事故にならないでよかった’と思う
ような気
分である。


 日本海海戦でバルチック艦隊を壊滅させた東郷平八郎元帥は報告
書に‘紙一重の勝利’と記していた話があるが、その気持ちが大い
分かるのだ。


 今年の市の大会は9チーム参加で当初ベストチームのAチームは
5チーム1組のA組に入っていたのだが最大のライバルである鎮西A
とは直接対決がなく2勝で並んだ場合はタイブレークになるため、
それを避けるのと女子チームの試合が1試合のみになったので出場
できない子が出た時にベストチームから出場させるためB組を引い
たCチームとAチームを入れ替えて臨む事になった。

 B組では初戦で一昨年完敗した伊田大通り、2試合目に鎮西Bとの
対戦だったのだが伊田に9-0で快勝した後に鎮西Bを見るとコチラ
にベストメンバーを揃えている事が分かった。

 筑豊大会出場のレギュレーションは3位までではあるものの3位
決定戦はなく、両組の2位同士の成績を比べてになるのだがA組は
大浦と糒以外は後藤寺の下級生チームであるBとCに鎮西の下級生
チームが入るので大浦と糒の直接対決がない事もあって2勝で並
ぶ可能性が高い。

 一方B組はベストメンバーを揃えた鎮西との直接対決があるので
敗れると1勝1敗になり筑豊大会出場がなくなるため事実上の決勝
でもあり、勝てば天国負ければ地獄というシチュエーションでの
対戦になったのである。

 鎮西には今回のウチのチームが昨年完敗しており準優勝で出場
た筑豊大会でも準決勝で嘉麻優勝の上西郷に快勝するなど、凄
レベルアップしていたし全員が5年生というチームだったので
直言って4-6で鎮西有利と考えていたのだ。

 試合は3-2とリードして迎えた4回に相手のフライキャッチミ
スから一挙に挙げた5点が効いた形で8-6で逃げ切ったのだが、
最終回は2点差まで追い上げられ1アウト満塁というピンチをレ
フトのUクンがフライを2本続けて上手くキャッチしての逃げ切
りだった。

 鎮西に勝った事で筑豊大会出場が決まりプレッシャーから解
放されての決勝は大浦に大勝した一方で鎮西は筑豊大会出場を
逃す形になったわけだが、仮に決勝で対戦して勝っていても前
年同様に筑豊大会までレベルアップした可能性が高いから連勝
できるかどうかは分からない。

 つまり鎮西は我々と同様にベストメンバーを入れ替えたため
筑豊大会出場を逃したわけで仮に組み合わせ通りにしたり、ど
ちらかのみが入れ替えていても少なくとも筑豊大会には出場で
きたのだから不運だったし逆にいえばウチが負けていたら筑豊
大会すらなかったという事になるのだから。

 

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