ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
これからの高校野球の監督に要求されるもの
1週間ほど前に大阪桐蔭の優勝で幕を閉じた今年の選抜高校野球
だが、これまで以上に需要視される事になると思われるのは投手
陣のマネジメントだろう。
今やよほどの偏屈者の監督でなければ‘〇〇と心中’という形で1
つの大会を1人の投手に丸投げして臨む高校は絶滅すると思われ
るし、そういった高校は甲子園出場辞退が厳しくなるのではない
だろうか。
つまり全イニングを1枚エースで賄うチームなど甲子園出場す
ら厳しくなるし、甲子園に出場できても勝ち進むのは無理だろう
と思われる。
そうなるとエースをどこで投げさせないかという要素を考える
必要が出て来る。
選抜で言えば初戦はエースを登板させるのだろうが2回戦と準々
決勝のいずれかでエース以外を登板させるかが問題になって来る
し、対戦相手のレベルを図りながらも決める必要があるだろうと
思われる。
例えば現実的なベスト8を目標にするのか?最初から優勝を目標
にするのか?で投手の起用法が変わって来るし、エース米田天翼を
擁した市和歌山などは現実的な目標がベスト8だったろうと思われ
たので初戦の花巻東や2回戦の明秀日立戦でも連投させている。
ところが準々決勝は連戦となり対戦相手が大阪桐蔭だったがエー
スの米田は明秀日立戦で143球投げてサヨナラ勝ちしたにも拘わら
ず、準々決勝では米田を先発させられず中盤から大量失点して大
敗している。
もっとも大阪桐蔭戦で登板させた投手を明秀日立戦で先発させ
ると勝てたかどうか難しいので、エースの米田を2回戦で起用した
のはベスト8が目標ならば大正解だったろう。
逆に浦和学院のように2試合連続完封し、3試合目になる準々決
勝でも先発した宮城誇南を準決勝では起用せずに敗れた。
もっとも近江と大阪桐蔭を比べると優勝を考えればエースは決勝
で休養させて臨ませなければ勝ち目はないが、最終的に近江・山田
陽翔を崩せずに2点止まりで敗れる事になった。
こうしてみるとエースを起用しない試合では大量点を取りに行く
戦い方が望ましくなるように、戦い方をも変える必要があるだろう
と思うのだ。
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まぁ市和歌山や久我山が大阪桐蔭相手にエースを先発させない事など以前なら考えられなかったでしょうから、その点では進歩だと思いますよ。
あとはエースと心中論をマスゴミが垂れ流さない事でしょう。