日本代表、敗者復活戦でキルギス相手に大敗…W杯出場権獲得の可能性が消滅
ウズベキスタンで行われていたフットサルのアジア選手権で日本
代表は一昨日キルギスタンとの敗者復活戦で2-6で敗れ、5位までに
与えられるコロンビアでのW杯出場権を4大会連続出場を逃した。
フットサルの日本代表は前回のW杯で初めてグループステージを
突破しただけでなく、アジア選手権では2大会連続で優勝をするなど
アジアの盟主的な存在だったし壮行試合として行われたコロンビア
との親善試合でも連勝するなど好調が伝えられていたので少なくと
もW杯の出場権獲得は大丈夫だろうという雰囲気だった。
グループステージやトーナメントの組み合わせを見ると2位までに
与えられる決勝トーナメント進出は確実だったしベスト4に入れば
W杯出場権を獲得できるので、最大の問題はベスト4で対戦が予想さ
れるイラン戦が事実上の決勝だと思われていたのだ。
実際にグループステージでは初戦のカタール戦こそ1-0の辛勝だっ
たもののマレーシアやオーストラリアに連勝して1位通過を決め、
ベスト8のベトナムはグループステージの最終戦でタイ相手に消耗
戦の末敗れているのでコンディション的に優位なはずだった。
そして前線からの激しいプレッシャーを受けながらも前半の2-1
から後半に入り3-1とリードを広げ勝利を確実にしたと思われたの
だが残り5分で追い付かれて延長に入ると、延長戦でも勝ち越しな
がらリードを守れずに追い付かれた末にPK戦でも1-2で敗れたのだ。
それでも敗者復活戦で連勝すれば出場権を獲得できていたのだが
キルギスタン戦でも前半圧倒的に攻め込みながら得点できずカウン
ターから失点するという最悪の展開を繰り返し2-6の大敗となった
のだ。
振り返ればベトナム戦で2-0や3-1とリードしてから何度も決定
的なチャンスで得点できずにベトナムを生き返らせてしまったと
いうのがPK負けにつながる流れを作ってしまったし、その悪い流れ
のまま敗者復活戦に臨んでの敗戦だったわけで五輪の男子サッカー
の場合は一旦作れた いい流れに乗って出場権獲得どころかアジア
をも制したのと逆パターンになった形である。
それを考えるとセントラル方式の恐ろしさを改めて痛感するもの
だった。